シバエビチャーハン

八王子総合卸売協同組合、マル幸の前を通ったら今日もまたシバエビがやってきている。箱のどこを見ても産地がわからない。忙しそうなので荷受けに聞いてくれとも言えず、安いので買った。安いのはアニキ（前日仕入れ）だからだけど、天ぷらなど加熱するのにはまったく問題がない。
シバエビは東京湾以南の砂地に生息する10cm前後の小型のエビ。クルマエビの仲間なので、原始的で産卵後卵を抱いて保護しない。
内湾に多いため古くから江戸時代の江戸、伊勢湾・三河湾をのぞむ尾張、大阪湾の大坂、豊前、玄海の博多などで愛されてきた。
ちなみに関東には天ぷら専門店が多いためもあり人気が高く、値は安定的に高い。特に透明感の強い生で食べられそうなものは超高級品である。
これを２ひっぱりする。ひっぱるはボクが勝手に言っていることで箱の中に手を入れてヒゲの部分を持って引き上げると大きさにもよるが14〜20尾くらいが一緒に上がってくる。今回は２ひっぱりしたので30尾以上だと思う。

帰宅してすぐにむきエビにする。汚れを水で洗ってペーパータオルに並べて冷蔵庫にしまう。一日で食べきるので、まずはお昼ご飯に使う。
ピラフにするか、チャーハンにするかで迷う。冷蔵庫にご飯があるのを確認してチャーハンにする。合わせるのは卵と白ねぎのみ。
剥き身に軽く塩コショウをする。ねぎを刻む。
ご飯を戻し、フライパンに溶き卵を流し入れフライパンについた部分が香ばしく炒まったら、ご飯を加える。
油と卵とご飯が馴染んできたら塩コショウし、シバエビ剥き身とねぎを加えて一気に仕上げる。
さて、腹を満たしながら、チャーハンなのか焼き飯なのかを考えるが、どっちでもええくらいウマシ。大盛りにすればよかった！