202411/18掲載

福井県小浜市「しのは」の干もの

どこでも作っているはずだけど、定番としてる地域は少ないかも


もちろん通販を使ってまで集めたい、とは思わないが、オキヒイラギの干ものは見つけると必ず買うことにしている。
水揚げのある地域すべてで作られていると思っている。例えば神奈川県佐島などでも希に作ることがあるという。
ただ、その地の定番的な干ものであるかどうか、はわからない。
今回の「しのは(オキヒイラギ)」の干ものは、福井県嶺南地方、小浜市の『若狭小浜お魚センター』で見つけたもの。
「しのは」は「椎の葉」が変化したもので、オキヒイラギの形から来ている。
他に「えのは」は「榎の葉」、ヒイラギ自体も植物の葉である。

フライパンで煎っては食べ、煎っては食べる


「しのは」の干ものは時季はあるが定番的に作るものだという。
かといって嶺北地方でも作られているとは限らない。
そこが水産加工品の面白いところなのだ。
ちなみに、この小浜の「しのは」の干ものは絶品である。
フライパンで煎っては食べ、煎っては食べているが、香ばしくてほろ苦いのが非常にいい。

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