202508/05掲載
テンジクダツの刺身がウマスギ!
刺身にして非常に美しいし、非常にうまいし

八王子総合卸売センター、福泉に、ダツ(ダツ科テンジクダツ属)が来ていた。背鰭の軟条を数えているとみんなが見に来る。見ないでとも言えないので、とにかく数える。すべて25なのでテンジクダツである。
1尾買うか、2尾買うかで迷った末に大きなものばかりだったので1尾だけ。
ものすごく忙しい日だったので産地を見忘れた。
これがボクの今季初テンジクダツ属である。
8月から晩秋まで途切れることなく入荷してくる。
味のよさを知る人が少ないので安いのもありがたい。
押っ取り刀で家に帰り、大急ぎで下ろす。
1m近いので半分にして三枚に下ろす。
前の方は腹骨や血合い骨が複雑なので、腹鰭の少し前から後ろを刺身にする。
この部分は血合い骨こそあるものの、マサバなどとなんら変わりがない。
すすーっと刺身にして味見すると、びっくり仰天、脂たっぷりうま味も強い。
なにより程よい食感があるのがいい。
朝なので、凍頂烏龍茶の茶の子にしたらおいしすぎて、困るほどだった。
お昼ご飯もテンジクダツの刺身定食。
夜、群馬県前橋市、「桂川 本醸造」ロックで口中を洗いながらくらう。
かなりたっぷり食べたのに飽きが来ない。
これから背鰭の軟条を数える日々が続くけど、楽しい日々でもある。