アカメ
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
河口域、汽水域、内湾。純淡水域にはいない。
静岡県浜名湖〜鹿児島県志布志湾・内之浦湾の太平洋沿岸、大阪湾、香川県、種子島。東京湾などにもいる模様で、生息域は北上している可能性が高い。
生態
産卵期は6〜8月。
10cmの幼魚までは夏〜春の間、アマモ場に生息。
アマモの葉に沿って逆立ちしてじっとしている。
基本情報
静岡県以南、九州までの淡水域・汽水域・内湾に生息している。1.5mを超える大型魚。淡水・汽水域の魚では国内最大種だと思う。漫画などの影響で怪魚とか珍魚とかされているが、それほど珍しいとは思えない。ときどき流通にも乗る。
ただ国内の汽水域の環境の悪化は深刻だと思う。そのあたりの影響は調べて欲しいものだ。個体数が少なく保護の対象としている地域もある。主にゲームフィッシングのターゲット。定置網などでもあがるが少ない。
国内には稀な浅場の大形魚なので知名度も高く、人気がある。宮崎県などでは捕獲禁止となっている。
珍魚度 珍魚とまでは言えない。場所にもよるが流通することもある。がんばって探せば手に入る。
水産基本情報
市場での評価/一般に言われているほど珍しい魚ではない。どきどき入荷してくる。やや高値がつく。
漁法/定置網、刺網
産地/高知県、大分県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもので、鰓が赤いもの。
味わい
旬は春〜夏。
鱗は非常に硬く大きい。取りにくい。皮は厚くて丈夫。鱗取りで引くよりも、包丁ですすき引きしたほうがやりやすい。骨は非常に硬い。
透明感のある白身で血合いが赤い。身割れしやすい。熱を通すとやや硬く締まる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
本種を狙う釣りは高知県などで盛んであるが、年に数えるほどの釣果をえるために、ルアーや生き餌を使い通う釣りはかなりストイックでマニアックな釣りである。
歴史・ことわざなど
古くはバラマンディと同種とされていた。