モロコ
一般的に「モロコ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
「モロコ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「モロコ」ですがそれ以外はモロコの仲間ではありません。
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コウライモロコ ●
コイ目--(コイ目)コイ科スゴモロコ属
淡水魚。大きな河川下流の緩やかな流れの場所。砂地、砂泥地の底近くに多い。イトモロコよりも下流域に多い。 濃尾平野、和歌山県紀ノ川から広島県芦田川までの瀬戸内海側と徳島県吉野川。 朝鮮半島西岸。濃尾平野、和歌山県紀ノ川など、四国などに生息している。淡水の小魚であって、ほとんど利用されていない。また利用されても他のモロコと・・・コウライモロコのページへ -
スゴモロコ ●
コイ目--(コイ目)コイ科スゴモロコ属
淡水魚。琵琶湖内湖、周辺域の河川下流、用水路、琵琶湖本湖の水深10m付近の砂泥地。 移入地では小河川や水路などで見られる。 琵琶湖固有亜種。関東、高知、徳島県に移入。本来は琵琶湖固有種だが、関東、四国などにも移入して生息域を拡大している。 「もろこ」とつくがホンモロコのバルブス亜科ではなくカマツカ亜科であまり近い種とは・・・スゴモロコのページへ -
タモロコ ●
コイ目--(コイ目)コイ科タモロコ属
淡水魚。河川の中流域・下流域、湖沼、池。砂底または砂泥底。本もろこが琵琶湖の沖合にいるのに対して河川や内湖、用水路にいる。 関東以西の本州と四国。本来は静岡県と新潟県以西、四国の一部に自然分布。 関東地方には移植、それが繁殖している。 東北地方や九州の一部にも移植。関東、愛知県、岐阜県では佃煮材料として重要。 骨が柔ら・・・タモロコのページへ -
デメモロコ ●
コイ目--(コイ目)コイ科スゴモロコ属
淡水魚。平野の湖沼、水路、河川のわんど。 琵琶湖では内湖や河口付近に生息。冬季水深40m〜60mに移動。 濃尾平野。愛知県などで売られている「もろこ煮」や琵琶湖の小魚類の佃煮などに混ざる。琵琶湖では加工原料として評価が高い。 琵琶湖ではスゴモロコとともに「すご」、「すごもろこ」と呼ばれている。「すご」の中でもゴンボウス・・・デメモロコのページへ -
ホンモロコ ●
コイ目--(コイ目)コイ科タモロコ属
淡水魚。 琵琶湖固有種。 奥多摩湖、山梨県山中湖・河口湖、岡山県湯原湖など各地に移植され繁殖している。本来は滋賀県琵琶湖特産魚。湖魚のなかでももっとも高価で京都や東京都などにも出荷されているが、量的には非常に少ない。 これが千葉県、埼玉県などでも養殖が進んでいる。 琵琶湖ではもっとも価格の高い魚で、鮮魚、佃煮、素焼き、・・・ホンモロコのページへ