ホンモロコ
代表的な呼び名モロコ
12cm SL 前後になる。体色は白っぽい。細長く体側に黒い斑紋がなく、縦の暗色斑は不明瞭。1対の口ひげがある。近縁のタモロコよりも体高がなくほっそりしている。
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
淡水魚。
琵琶湖固有種。
奥多摩湖、山梨県山中湖・河口湖、岡山県湯原湖など各地に移植され繁殖している。
生態
琵琶湖固有種。
普段は沖合にいて、産卵期になると群れを作り岸辺に集まってくる。水深5メートル前後を群れをなして泳ぐ。
動物プランクトンをエサとする。
冬、水深60-80mの深場にいる。これが3月〜7月に湖岸や内湖や用水路などに移動して産卵する。
基本情報
本来は滋賀県琵琶湖特産魚。湖魚のなかでももっとも高価で京都や東京都などにも出荷されているが、量的には非常に少ない。
これが千葉県、埼玉県などでも養殖が進んでいる。
琵琶湖ではもっとも価格の高い魚で、鮮魚、佃煮、素焼き、なれずしなどに加工されている。
また、滋賀県では日常的な惣菜材料としても非常に親しみ深いものだ。
珍魚度 珍しい魚ではないが、流通するのは滋賀県、京都府京都市周辺。探しに行かないと手に入らない。
水産基本情報
市場での評価 琵琶湖周辺、京都で取り扱われるもので、高級魚。
漁法 刺網、定置網、養殖
産地 滋賀県、埼玉県、千葉県
選び方・食べ方・その他
選び方
白銀で輝いているもの。身にはりのあるもの。
味わい
旬は年明けから、2月、3月。
小魚なので丸ごと食べるもの。骨が柔らかい。
白身でクセがなく旨み、独特の風味がある。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ホンモロコの料理・レシピ・食べ方/焼く(素焼き)、揚げる(天ぷら)、煮る(煮つけ)
本種はそのままざっと水洗いして水分をよくきる。これをじっくり焼き上げる。香ばしく焼いておき、時間が経って食べてもおいしい。
好んで食べる地域・名物料理
滋賀県、京都府京都市などでは寒い時季の食用魚として重要で、様々に料理されている。
加工品・名産品
佃煮類、酢のもの、惣菜など多種多様なものが、滋賀県をはじめ、京都府京都市周辺で作られている。
釣り情報
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歴史・ことわざなど
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