ツナ
一般的に「ツナ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
英語で、Tuna はすべてツナ

旧マグロ科の一部と、カツオが、一般的な、Tuna である。キハダマグロ(Yellowfin tuna)、クロマグロ(Pacific bluefin tuna)、コシナガマグロ(Longtail tuna)、タイセイヨウクロマグロ(Atlantic bluefin tuna)、ビンナガマグロ(Albacore)、ミナミマグロ(Southern bluefin tuna)、メバチマグロ(Bigeye tuna)、カツオ属のカツオ(Skipjack tuna)だ。
Scaleless tuna であるイソマグロは含まれない。
厳密にはツナ缶になる魚としたい
「ツナ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「ツナ」ですがそれ以外はツナの仲間ではありません。
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カツオ ●
スズキ目サバ亜目サバ科カツオ属
海水魚。 日本近海。本州以南にいる。日本海には昔は少なかったが2023年時には増えつつある。 朝鮮半島南岸、済州島。世界中の熱帯〜温帯海域。世界中の温暖な海域に生息している。世界中で食用となっているが、古代から節になり、日本の食文化を生み出してきた。また節(カツオ節)以外では江戸時代以来、昭和高度成長期までは塩ガツオ、・・・カツオのページへ -
キハダマグロ ●
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。 日本近海。 世界中の温・熱帯域。古くからの産地である高知、三重、九州などが近い関西でよく食べられていたもの。大阪では「本ハツ」、「本ハツ」。マグロをさす「シビ」に本が冠せられている。これはクロマグロよりも漁場が近く、鮮度のいいものがふんだんに手に入ったためだという。 最近では、日本海でもとれている。相模湾など・・・キハダマグロのページへ -
クロマグロ
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。外洋表層域。 日本近海。 朝鮮半島南岸・東岸、サハリン、千島列島南部のオホーツク海、アラスカ湾、北緯5-40度の太平洋。マグロのなかのマグロといった存在がクロマグロで別名「本マグロ」とも呼ばれている。マグロ類中もっとも北方にまで回遊、もっとも大型になる。魚類中もっとも高価に取引され、2012年初競りでは祝儀値段・・・クロマグロのページへ -
コシナガマグロ
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。外洋表層性。 富山県から九州西岸の日本海、相模湾以南の黒潮域太平洋沿岸、少ないが東シナ海沿岸、琉球列島。 朝鮮半島南岸、済州島、台湾、インド-西太平洋。主に日本海西部で漁獲されている。小型でマグロ類のなかでももっとも入荷量の少ない種。一般にはほとんど知られていないマグロだ。市場関係者もコシナガをはっきりと認識し・・・コシナガマグロのページへ -
タイセイヨウクロマグロ
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。 メキシコ湾、地中海、大西洋の熱帯・温帯域。今(2013年7月2日)でもクロマグロ2種は流通上はあまり区別しているとは思えない。 大西洋の地中海、メキシコ、ボストンなどで上がる、養殖されているマグロは高価でタイセイヨウクロマグロのページへ -
ビンナガマグロ ●
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。外洋表層性。 日本近海で、日本海には希。 朝鮮半島南岸・東岸。世界中の亜熱帯、温帯域。マグロとしては小型で、資源量が多い。マグロ類ではもっとも安い。 古くは缶詰などに加工されていたものだが、脂ののった時期にとったものを冷凍、これをビントロ(ビンチョウマグロのトロ)として売り出してから生食用としても認知されるよう・・・ビンナガマグロのページへ -
ミナミマグロ
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。南半球の温帯、亜寒帯域だけに生息する。クロマグロ、タイセイヨウクロマグロと同様大トロがとれるために、非常に高価なもの。クロマグロ、タイセイヨウクロマグロが主に北半球にいるのに対して、南半球のみであがる。旬は北半球のマグロが秋から冬なのに対して晩春から夏に旬を迎えるので、夏のマグロというイメージがある。 古くはイ・・・ミナミマグロのページへ -
メバチマグロ ●
スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属
海水魚。 日本列島周辺。日本海には希。 朝鮮半島南岸、済州島、世界中の温・熱帯域。クロマグロの5倍から7倍の漁獲量、輸入量があり。「マグロの刺身」としてもっとも一般的なもの。魚屋さんやスーパーで単にマグロというと本種をさすことが多い。 基本的に中トロはとれるが大トロの部分はないとされているが、近年本種でも「大トロ」の表・・・メバチマグロのページへ