タコ頭多すぎでうまいが、巻くに巻けぬぞ、タコ卵焼き
卵焼きはカタカタが好きだけど、やわやわとろりになる
タコの卵焼きを焼いたら、困ったことにタコからでるうま味豊かな液体で、卵焼きがやわやわとろりになってしまったのである。
カタカタが好きなのでボクにとっては失敗作である。
どうしてこのような柔らかい焼き目のない卵焼きになってしまったのか、解凍したタコ頭が多すぎたのだ。
半分こにして後は汁に入れるなりすればよかったのに、と思ってももう遅い。
タコは水分の塊で熱を通すとうま味豊かな液体が出てくる出てくる。
当然、半熟卵焼きのようなものになってしまう。
ボクのようにカタカタが好きな向きには困る。
まあそれでも半熟も悪くないのかも、な、という発見をしたやも。
じゅくじゅくとろとろする全部が卵のうま味と濃厚なマダコの味なのである。
タコ頭がこんなにうま味豊かだとは思いもしなかった。
ご飯の友にしようと作ったのに、パンに合いそうな感じがしたので、急遽食パンに乗せて食べた。
これはこれで結構であった。
材料は非常にシンプルに、できるだけタコのうまさを引き出す
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で北三陸産の「煮だこ(ゆでだこ)」を買う。
北三陸とは、岩手県でも最北、久慈市周辺のことだ。
マダコは本州太平洋側に生息域をもち、過去には青森県産も見ている。
それでは岩手県産は珍しくないだろう、と言われるかもしれないが、これが5、6年前なら珍しくて、最近では当たり前のものとなっているのだ。
などと前回書いた。
すぐ食べる分を残して冷凍保存して置いた。
丸買いしたので、そのときどきに解凍して、いろんな料理に使っている。
タコの卵焼きもそうである。
マダコの産地、明石市では、タコの卵焼きを作る。
「子供のお弁当のおかずにも重宝する」と明石浦漁協で教わった。
以来、我が家でもときどき作る。
今回はときどき持て余す、頭の部分を使う。
煮だこの頭は解凍して水分をよくとる。軽く電子レンジでラップしないでチンしてもいい。
刻む。
卵、水溶き片栗粉、塩、少量の砂糖を混ぜて、刻んだタコ頭を巻き込みながら卵焼きを作る。
今回は頭多すぎでちょっと失敗。