202409/05掲載

銭州のサメのおこぼれマダイを食べる 5、これにて終いの鯛飯

炊き込みご飯の鯛飯は簡単にできておいしいよ


でっかいマダイの頭で兜煮、竜田揚げ、潮汁、兜焼きと作った。
お終いのお終いの最後の最後は、サメがかぶりついた部分を成形したときの、切り取った身で炊き込みご飯だ。
塩焼きにして炊き込むので、少々歯形がついていようが、変色しようがおかまいなし。
1合の豪華絢爛、炊き込みご飯の鯛飯が目の前で香り立つ。
最近は味つけに醤油を使っているので、醤油と、お焦げ、焼いた鯛(マダイ)の香りの三重奏である。
マダイの炊き込みご飯は定番料理だが、嫌みのない上質な白身、皮からであるうま味がご飯と結婚すると最強だと、もちろん食べるときには思ってしまう。
意外に軽い味なので遅い昼飯に最適である。

3㎏の半ダイもこれにてお終い、おいしかった


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産、クマゴロウが銭州で、やったー! 釣れた、と思ったらサメにがぶり、とやられたタイではなく、これぞまさしく半タイである。
半タイなのに重さ3㎏弱もある。いったいどないな大きさやねん、と思わないではいられない。
それにしてもサメだってかなりドでかいに違いない、が種類は不明だ。
釣り師の天敵、サメのおこぼれをいただいて、喜んでいるボクも変だけど、これをうれしそうに持って帰ってくるクマゴロウだって変だ。
変だけどありがとう!
兜だけなのにひと抱えもある。持って帰るのも大変だった。
以上は前前前前前回書いた。
サメが噛みついていびつになった部分は成形するために切り取ったが、切り取っては振り塩をして保存容器にいれて、冷蔵庫で寝かせる。
これを取り出してこんがりと焼き上げる。
焼き上げたのが冷めたら、炊飯前の釜に酒と醤油で味つけする。
焼いた鯛を入れて、しょうがを1かけ。
後は炊くだけ、だ。

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マダイのサムネイル写真
マダイRed sea-bream海水魚。水深30メートル前後から200mの岩礁域、砂礫底、砂底。稚魚、幼魚はより浅場にいる。北海道全沿岸〜九州南岸の日・・・・
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