202408/28掲載
夏のブリで甘辛ブリ照りを作る
あまりにも普通の、昔ながらの料理だけど、それだけにウマシ
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ブリ半身をあれこれ料理するのは重荷だなと感じながら買い、一刻も早く消費していかなければと思い、あまりにも直球勝負なれど、定番料理、照り焼きを作る。
ブリ照り用に切りつけて、ブリ照り用のたれを塗って塗って、塗ってと3度以上塗って焼き上げたものなので、焼き上がりの調味料とブリの脂が混ざり合った香りだけで、しわいやなら飯三杯といったところだ。
照り焼きは、安土桃山時代に料理名として残る、「色つけ」という料理が名前を変えたものだと思っている。
室町時代には醤油にせいぜい少量の酒を加えたタレだったと思うけど、今やみりんもあるし砂糖もあるので、こてこての甘辛味にしてみた。
それでもちゃんとブリ本来の味が、むしろ調味料のせいで余計に感じられる。
この不思議さも味の内である。
産地不明の「神楽南蛮」の辛味がこれまたとてもいい。
これとわかめのみそ汁で、茶碗一ぱいのご飯とはデブって辛いなと思う。
やはり根室のブリは素晴らしい
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八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で北海道根室産11kgのブリを、もちろん丸ごとではなく、半身を買う。
ちなみに最近、北海道のブリのほとんどが活ジメである。
今回の1入れ(1箱に1尾入れ)で実に見事に締めている。
下ろした身を見ただけでほどよい脂ののりが感じられたので、間髪入れずに買ってみた。
以上は前前前回書いた。
季節の神楽南蛮の辛味を生かす
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八王子綜合卸売センター、八百角に「神楽南蛮」が売られていた。
新潟県、群馬県、岐阜県などで栽培されているピーマン型唐辛子である。
たぶん同じものを長野県では「牡丹胡椒」という。
ちなみに「南蛮」、「胡椒」ともに唐辛子のことである。
外見はピーマンそっくりなのに矢鱈に辛い。
間違って使ったら大変なことになる。
これを魚料理に生かす。