202408/24掲載
銭州のオキアジでトルコ風サンド
トルコ風サンドはボリューミーだからいい
クリックで閉じます
まだ若くて水産生物とヒトとの関わりを調べ始めたばかりのときに、おぼえたのが「トルコ風サンド」だ。写真しかなく、トルコ在住だった人間や、行って帰ってきたばかりの人間をとっつかまえて教わり、作り方を考えたものだ。なんてことを前々前回書いた。
あまりにもたくさん料理を作ったので、今回のオキアジに関してはとりとめがない。
テーブルの上でアジ科の分類的変遷をたどりながら、オキアジ料理を作りすぎているのに、朝ご飯までもオキアジで、となる。
オキアジの全粒粉ソテーを挟んだもので、トルコ風サンド・ソテータイプだ。
全粒粉の穀物感で切身の表面がちょっとだけ餅っとして、オールスパイスの風味が立ち上がる。
バタールなので食べ応えがある。
それにしてもオキアジは、なんという味の実力者なんだろう。
脂が口溶け感が感じられるし、アジ科らしいうま味もある。
しかもソテーするとふんわりして柔らかい。
塩味をつけた紫玉ねぎがとてもいい存在感を発揮しているのも、いいねー。
調べごとの最中なのに、群馬県中之条町、甘い甘い三山ワイン赤を1ぱいだけ。
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産、クマゴロウが銭州で釣り上げたオキアジの体長は40cmだ。この種としては最大級である。
過去にこれほど大きな個体は見たことがない。
以上は前回書いた。
薄い切り身を作る。
塩コショウして全粒粉をまぶす。
ソテーする。
温めたバタールにレタスを敷き、トマト、塩とオリーブオイルとにんにくで和えた紫玉ねぎをのせた、オールスパイス(お好みのものを)を振る。
その上にオキアジのソテーをのせてあとはいろいろ。
食べる前に思いっきり上から押し押ししてがぶり。