202408/13掲載
見極めが難しいツムブリの刺身
思った以上に使えるとみての、二夜の刺身
クリックで閉じます
抱卵個体で、値段が安かったので、それなりの味だろう、と思ったらけっこうイケル味であった。
ツムブリは遺伝子的にはブリ類を代表する魚で、味わいの方向性もブリに近い。
ブリほどではないが微かな酸味があるのもブリを感じさせる。
嫌みのない優等生的な味と言ってもいいだろう。
2日間にわたって刺身にしてみたが、初日はわさび醤油、2日目はごま油・唐辛子・塩・にんにくで食べてみた。
夏なので柑橘類にわさびであっさりがいい、と思ったら、ごま油の方に惹かれた。
これなら優等生的で単調になりがちなところがリカバリーできる。
このごま油塩は大阪で教わった食べ方で、実際に鶴橋の飲食店で食べてもいるが、実に優れている。
ツムブリのように歩留まりがよい魚は、刺身の食べ方もいろいろ工夫すべきかも。