202408/06掲載

「ガンゴージ」はゆでて食うのが簡単でうまい

ゆで上がりの香こそが「ガンゴージ」のよさかも


三重県鳥羽市安楽島で「ガンゴージ」と呼ばれているオニサザエを、当地の出間リカさんに送って頂いた。
このアッキガイ科の大型トゲトゲ、ごつごつの巻き貝は刺身にもなるけど、ゆでた方が簡単だし、意外にこれがいちばんうまいのかも知れない。
ゆでると大豆を煮上げたときのような独特の香がする。海産物というよりも穀物のような香だ。
たぶんだがこれを嗅いだだけでも、かなりおいしいと感じている気がする。
足のおいしさ・甘さは多様なアミノ酸の大集団的な味だと思うし、程よい硬さで、そんなに無理しないで噛める。
わた(肝膵臓)もアッキガイ科ならでは少しピリっとするけどいい味である。
鳥羽に行ったらサザエ、アワビだけじゃなく、「ガンゴージ」も食べておくれやす。
出間リカさんに感謝。(FB 安楽島新鮮組)

このコラムに関係する種

オニサザエのサムネイル写真
オニサザエ海水生。水深30メートルより浅い岩礁地帯。能登半島・房総半島以南。台湾、中国沿岸。・・・・
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