202408/03掲載
マナガツオの天丼はふわっうまし
ご飯とマナガツオの天ぷらの相乗効果ってすごい
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一度もやっていないわけではないのに、久しぶりに天ぷらにして、おいしさに驚いてしまった。
ふわふわとして、しかも香ばしく、中はとても豊潤。
半身の腹側を揚げたので、ついでに追加揚げして天丼にしてみた。
これがさらによかったのである。
ご飯は偉大だ、と思ったのは天ぷら単体よりもうまいからだ。
マナガツオの身の甘さと、うま味の豊かさが、ご飯の甘さと一緒になって、相乗効果が生まれている気がする。
そしてふと考えたら、ボクの天ぷらを揚げる技能が向上している気もしてきた。
若いときに作って、マナガツオの天ぷらはさほどうまくないと思ったのは、これぞまさに「若気の至り」だった。
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産に来ていたのは、沖合い底曳きが盛んな、愛媛県八幡浜のものである。鱗の剥がれやすい魚で、できるだけ鱗が残っているものを選ぶ。
選んだ体長32cm・1.493kgは今年最大のマナガツオだ。
以上は前回も書いた。
三枚に下ろして腹部の薄い部分の腹骨を取り、薄くへぎ切りにする。
軽く振り塩をして少し置き、出て来た水分を拭き取る。
小麦粉をまぶして衣をつけて高温で揚げる。