202407/18掲載

千葉県銚子産マイワシのスパゲッティ

お昼ご飯にしても多すぎない、と思ったがあっと言う間に消え去る


作り方は簡単で、腹ヘリを感じてスパゲッティをゆで始めて、10分とかからず、目の前にこんもり山ができた。
今、激安のルッコラを混ぜ込んでいるが、追ってこれまた激安スイートバジルを散らしてもいい。
考えてみると最近、このイタリアンな野菜が使い放題となってきている。
1.4mmのスパゲッティとかりっとソテーしたマイワシとの相性がとてもいい。
濃厚なマイワシのうま味をスパゲッティがしっかり受け止めてくれており、強い味わいとなっている。
一体感が感じられる。
ゆでたときのスパゲッティの塩気に、たっぷり刻み込んだ、ケーパーが適度な酸味と塩気をプラスしてくれているのも新しい発見でえある。
見た目はとても地味ではあるが、日常的なご飯として作りたくなる、そんな料理である。
もう少し、上手にパスタが食べれると、ボクもイタリアのオヤジになれるのにな。

イタリアンのよいところは材料が少なくてすむところ


前にも書いているが、市場のよいところは、そこにプロがいることだ。甲殻類のエビや軟体類の貝やイカのパスタは至って簡単だが、魚のパスタの作り方が思い浮かばない。そこでフレンチのル・トンさん(八王子市で、市場ではみな屋号で呼び合う)に、魚のパスタに関してアドバイスしてもらった。
これはいけると思ったので、お礼はさわやかな「ありがとう」で帰ってきた。
この日、八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産にあったのは千葉県銚子産の並イワシ(マイワシ)である。安いのでパスタ向きである。
帰宅して手開きにして振り塩だけして身を閉じておく。
昼ご飯時に1.4mmのスパゲッティを用意。
前回、カッペリーニを使ったが、少し味が強くからみすぎた。
パスタの太さはその日の気分で決めるべし。
ルッコラ、にんにくが切れていたのでチューブ、青唐辛子、ケーパー。
ケーパーは刻んで置く。多めがよさそうだったので写真の2倍量にする。

マイワシはソテーしすぎるくらいにかりっと


マイワシは片身にして水分をよく取りコショウを振る。
たっぷりのオリーブオイル、青唐辛子でじっくり香ばしくソテーする。
にんにくがあれば最初に香りづけしたいところだが、チューブなのでこの時点で加える。
ここにパスタを加えて和える。
マイワシは和えている内に勝手に適当な大きさになる。
ルッコラをちぎって和える。
テーブル上でエキストラバージンオイルを追いがけする。

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マイワシのサムネイル写真
マイワシ英名/Sardine,Spotline sardine海水魚。沿岸。北海道〜九州南岸の大平洋、日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海。沿海州、サハリン、千島列島、朝鮮半島東岸・南・・・・
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