202510/19掲載
2025年秋 高知旅日記12 高知県の朝食は喫茶店で
モーニング文化では愛知県よりも高知県かも

高知県宿毛市・大月町での水揚げを見て歩くのは、他県と比べると楽である。
温かいし、しかも時間が遅い。
東北など午前2時、3時から魚貝類が並びはじめるところがざらにある。
それでも6時からずーっと脳みそをフル回転させ、あっちこっち歩いて、メモをとると疲れてくる。
ちょっとだけでも座りたくなる。
競り場が一段落ついたとき、宿毛市街に朝ご飯を食べに行く。
与力水産、有田輝一さんおすすめの、『カフェレスト 花時間』という可愛らしい名前の喫茶店である。
名前とは裏腹に店内にいるのはご近所の普通のオバサンとオジサンで、ボクなど実に薄汚いデブなので安心する。
この朝ご飯を喫茶店で、というのは高知県全域での普通である。
愛知県の喫茶店朝ご飯文化は有名だが、ボクの勝手な意見だけれど、高知県の喫茶店朝ご飯文化の方が上だと思っている。
高知県の方がストレートに朝ご飯だからだ。
ちなみに愛知に行ったら逆に思える可能性だってある、ので、ボクはボク自体を信用していない。
和でもない洋でもない、そこがいい

さて、席についてメニューを見ないと注文できないことに驚く。
モーニングといっても50種類もある。
共通点はみそ汁つきであること。
何をお願いしたか忘れてしまったが、やってきたものは和でもない洋でもない、和洋半々なところが素晴らしい。
お握りがハート型なのにも感心するし、そのご飯のおいしさにも驚く。
ホットサンドに普通のトースト、お握りに目玉焼きに切り干し大根に、サラダにヨーグルトまでついて、まるでリオのカーニバル的なモーニングである。