202507/29掲載

広〜い長野県北信地方の,丸ナス

中野市、飯綱町、信濃町で聞いたらみな油で炒めているという


中野市、長野市、飯綱町、信濃町の北信地方のナスといったら丸ナスである。
実際、この地域のスーパーにも直売所にも、普通のナスもあるけど、地元で栽培されだろう丸ナスが幅をきかせている。
新潟でもナスの分布域を調べたいけど、まだ実行していない。
今現在新潟県の情報は妙高市新井の女性も丸ナスをよく食べていたということだけだ。
長野県飯綱町の滝澤さんにも、信濃町の老人にも、中野市のそば屋さん、妙高市の女性にしても、基本的な料理法は油で炒める、である。

実際、多めの油でソテーして、醤油をかけ回して食べると、やたらにおいしい。
もちろんみそ汁に入れてもいいけど、油を使った料理に向いている気がする。
■写真は丸ナスを青唐辛子の「ぼたんごしょう」と多めの油で炒めて醤油を回しかけたもの。

みそと合わせてもおいしいけど、こちらも油を使う


今回は同じく北信でよく見かける「ぼたんごしょう」という、青唐辛子と炒めてみそ味のおかずも作ってみた。
適当に切った丸ナスを油で炒めて、辛味の「ぼたんごしょう」を加え、酒・砂糖・みそを合わせたもので味つけする。
油を使っているのに味わいは軽く、優しい味である。
滅法ご飯を消費する料理というとわかりやすいかも。

野球のボールにとても似た形をしている


さて、今回の丸ナスは長野県中野市の直売所と、信濃町の直売所で買ったもの。
丸いナスというと最近ではイタリアナス(たぶんイタリア産)が有名だけど、身のしまり具合からして、北信の丸ナスの方がおいしい気がする。
米なすとは違い、がくの部分が紫いろで硬い。あえて言えば京都の加茂なすに似ている。



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