202505/06掲載

倉橋島の魚、目の下1尺半、マダイの炊き込みご飯

あっと言う間に出来るので鯛の炊き込みご飯にする


4月24日、広島県呉市倉橋島、『日美丸』、平本勝美さんにいろいろ送って頂いた。
当然、中には倉橋島名物の鯛(マダイ)が入っていた。
全長50cm・2㎏上は目の下一尺半である。
桜は散り、5月、6月の産卵盛期を迎えようとしている時季だ。
これを骨を残して総て料理し尽くす。
4月29日に炊き込みご飯を作った。
4月後半から狂乱の魚祭、貝祭だったので、炊き込みご飯のようにあっと言う間のご飯がよかったのもある。

より春らしく、竹の子を入れてみた


腹の部分は下ろしてすぐに振り塩をしておいた。
1週間近く寝かせて焼き上げた。
炊き込みご飯用の塩焼きはじっくり表面香ばしく焼き上げる方がいい。

ご飯の用意をして、しょうがを刻んだら、となりに数日前にゆでておいた竹の子の先っぽがあったのでこれも入れる。
竹の子は刻んで醤油で和えておく。
刻んだしょうが、醤油で和えた竹の子、焼いたマダイを入れ、塩と酒を加えて炊飯する。

火をつけて40分くらいで炊き上がる


炊飯は沸騰したら、7分くらい極弱火にする。
7分たったら強火にして水分を飛ばすとともにおこげを作る。
15分くらいむらす。

そろそろみょうがを使ってもいいと思う


マダイを取りだし、骨を除いて刻む。
これをご飯に戻し、刻んだみょうがを加えて混ぜる。
茶碗に盛り、別に焼き上げた皮を刻んでのせて、あとは急がず、ゆっくり味わって食べる。

あとはみそ汁だけの、季節感だけ大ありのご飯


これと大根とねぎのみそ汁で、ボクのご飯とする。
実に質素だけど季節感の強い昼飯が出来上がったと思っている。
ご飯に強いうま味があり、焼いたマダイの皮や身は、存在感が感じられる。
やはり春はマダイの季節だな、と思う。
日美丸さんに感謝!
http://ww5.enjoy.ne.jp/~kogera0401/

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マダイRed sea-bream海水魚。水深30メートル前後から200mの岩礁域、砂礫底、砂底。稚魚、幼魚はより浅場にいる。北海道全沿岸〜九州南岸の日・・・・
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