202504/24掲載

愛知県西尾市『すずみそ』の「豆つぶ」

豆麹豆味噌の豆そのものの形をしている


愛知県は県全域が食材の迷路、迷宮である。
スーパーに入ると必ず面白くて、使える食材に行き当たる。
この独自性こそは愛知県だと思う。
ちなみに愛知県といっても広すぎるし、人口もすごく多いので、地方ごとに分けた方がいいとも考えるが、その分け方がわからない。

さて、『すずみそ』の西尾市は西三河になるが、ここには豊田市も含まれるのである。
西尾市と豊田市はまったく色合いが違う。また西尾市でも矢作川近くと、幡豆町(はずちょう)では違う。
『すずみそ』は西尾市というよりも幡豆町にある、と言った方がわかりやすい。
三河湾に面しており、愛知県なので当然の如く、味噌は大豆麹大豆味噌で、大豆と塩だけで作る味噌の食文化圏である。

毎日食べても新鮮な感じがする、面白い味噌だ


最近、貝の同定や過去の貝の画像整理に没頭して、お腹と背中がくっつくぞ状態になるときがある。
そんなときはご飯を温めて、ご飯の上に、「豆つぶ」を乗せて熱湯をかける。
「豆つぶ」の湯漬けである。
きっと豊臣秀吉が生きていたら、「湯漬けをもて」の「湯漬け」は「豆つぶ」の湯漬けになりそうである。
秀吉は尾張人だけど。


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