202412/02掲載
師走なのに道東の戻りイワシ
道東イワシは戻りイワシで売るといいかも
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先日、Dにマイワシの旬は梅雨時ですよね、と聞かれたが、あれは昔々のことでしかも太平洋の一部だけでの話だ、と答えておいた。
この特定の地域だけの話をまるで一般的なことであるかのように、するのは俳諧とか、文学の世界の話で日常にはあまり意味をなさない。
マイワシは数多く、産地を変えながら食べてみないとわからない。
しかも今、都内で出回っている、上イワシ(高いということ)は北海道、並イワシ(平凡な値段)は千葉県銚子なので、ひたすらに2産地を食べ比べている
さて、皮を剥くのがたいへんなほどに脂がのっていた。
脂の白い層が分厚い。
もちろんマイワシのいちばんいいときほどではないが、これだけいいものはめったに手に入らないだろう。
めったに使わない甘い刺身醤油に浸してご飯の友にしたが、脂の口溶け感があり、やたらにうまし、ウマスギだった。
それにしても、北海道道東のマイワシの旬は、11月後半から師走のいつまでなのだろう?
師走最初の課題は道東のマイワシとなりにけり、だ。