シロダイ
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。サンゴ礁、100メートル前後までの浅場。
小笠原諸島、硫黄島、南硫黄島、屋久島、琉球列島、南大東島。
台湾南部、香港、南沙諸島、オーストラリア西岸、西太平洋、カロリン諸島。
生態
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基本情報
国内では熱帯・亜熱帯域にいるもので、東京都、鹿児島県、沖縄県など産地では重要な水産物だ。小笠原からの定期便があるので、東京都などでは1980年代からの高級魚として認知されている。東京の魚としてもいいくらいだ。
味のいい魚で、東京では安定的に使える白身として、沖縄では刺身に、まーす煮などに多用される。
珍魚度 珍魚ではないが、地域によっては入手はとても難しい。関東、鹿児島県、沖縄県などで探すと手に入るが、簡単ではない。
水産基本情報
市場での評価 関東には小笠原から入荷してくる。比較的ありふれた魚かも知れない。鹿児島県以南では一般的な食用魚なので、ひんぱんに取引されて、やや高級。
漁法 釣り、定置網、刺し網
産地 沖縄県、東京都、鹿児島県など
選び方・食べ方・その他
選び方
大きいほど味がいい。あまり白っぽくないもの。触って張りのあるもの。目が澄んで、鰓が赤いもの。
味わい
旬は晩春から夏にかけて。
鱗はやや硬く大きく取りやすい。皮は硬く強い。骨はあまり硬くない。
上質の白身で血合いがほとんどなく、雪のように白い。熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
シロダイの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身、皮霜造り、焼霜造り、カルパッチョ、セビチェ)、ソテー(アクアパッツァ、バター焼き、ポワレ)、蒸す()蒸し魚、揚げる(フライ、フリット、唐揚げ)、汁(みそ汁、潮汁、ちり鍋)、煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)
鮮度がよくてもあまり硬く葉なく、白雪のような中にも透明感がある。初夏の個体は脂がのっていて皮下と身に脂が混在している。
口に入れた途端に甘みが感じられるのは脂がのっているため。下にとろっとするのは脂からのものだ。魚らしいうま味も豊かで非常においしい。
シロダイは大型なのでパンなどに合わせた大きさにする。塩コショウして皮目からこんがり、大目のオリーブオイルでソテーする。七部通り火が通ったら、強火のまま水を加え、アサリ、塩漬けトマト、トマト、ディルなどハーブ類を加えて強火で火を通す。加減を見て水を加えながらアロゼする。
皮目はソテーした香ばしさが残るようにする。中はしっとりして溜まった液体を絡めながら食べる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
沖縄では船釣りの対象魚。
歴史・ことわざなど
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