ヒョウモンコウイカ
外套長23cm前後。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
分類 | 軟体動物門頭足綱二鰓亜綱コウイカ目コウイカ科コウイカ属Doratosepion亜属
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外国名 | ー
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学名 | Sepia (Doratosepion) pardex Sasaki,1913
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漢字・学名由来 | 佐々木望 Sasaki (まどか/明治16年〜昭和2年 1883年〜1927年)。動物学者。軟体類とくに頭足類の分野に貢献。 |
地方名・市場名 |
概要 
生息域
海水生。本州中部太平洋側から東シナ海の陸棚域。
生態
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基本情報
以西底曳き網(大正期に始められた漁。東シナ海、黄海の東経128度29分53秒以西で行われる底曳き網漁。長崎などを基地とする)などでときにまとまってとれる。
コウイカなどと比べるとやや劣るが上質なイカで、鮮魚としてより加工品や剥いた状態で出回る。
コウイカなどと比べるとやや劣るが上質なイカで、鮮魚としてより加工品や剥いた状態で出回る。
水産基本情報
市場での評価 関東にはほとんど入荷はしない。安い。
漁法 底曳き網
産地 長崎県
漁法 底曳き網
産地 長崎県
選び方・食べ方・その他 
選び方
触って張りのあるもの。退色して白いものは古い。
味わい
大型で肉厚だがやや水分が多い。
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
調理法
煮つけ、天ぷら、刺身、墨汁、炒め物 
ヒョウモンコウイカの煮つけ
煮つけ やや水分が多いので刺身よりも煮つけにして美味しい。身にうま味がある。

ヒョウモンコウイカの天ぷら
天ぷら 揚げても軟らかく縮まない。甘味があって美味。

ヒョウモンコウイカの刺身
刺身 やや水分が多く、生ではあまりうま味が感じられない。平凡な味。
汁 墨があるので沖縄風に墨汁などにして非常に美味しい。
炒め物 中華風に野菜と炒めて美味。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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参考文献
『新・世界有用イカ類図鑑』(奥谷喬司 全国いか加工業協同組合)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)