サザナミヤッコ

サザナミヤッコの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
33cm SL 前後になる。体高があり側へんしている。成魚は体側に多数の斑点が散らばる。側線は尾柄部まで達する。成魚の背鰭後縁丈夫は伸びる。[18cm SL ・328g]
33cm SL 前後になる。体高があり側へんしている。側線は尾柄部まで達する。幼魚は体側に白いくの字の横縞があり尾鰭には独特の斑紋がある。背鰭後半は大きい。[12.5cm SL ・78g]
33cm SL 前後になる。体高があり側へんしている。側線は尾柄部まで達する。幼魚は体側に白いくの字の横縞があり尾鰭には独特の斑紋がある。背鰭後半は大きい。[幼魚]

沖縄県でカーサー(カーサ)と呼ばれる魚たち

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度
分類
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目キンチャクダイ科サザナミヤッコ属
外国名
Koran Angelfish
学名
Pomacanthus semicirculatus (Cuvier,1831)
漢字・学名由来

漢字 細波奴 Szanamiyakko
由来・語源 体側に水面に細波が立つような模様があるため。「やっこ」は旧テフテフウヲ科キンチャクダヒ属の多くの種名にあり、当時、キンチャクダヒ属の多くに尾語だった。
17世紀半ばの江戸の町に現れたのが町奴、旗本奴という集団である。「奴」は派手な格好をして乱暴、狼藉を働いた若い男性たちだ。要するに江戸時代に登場した「奴」のように派手な魚という意味だ。

Cuvier
バロン・ジョルジュ・レオポルド・クレティアン・フレデリック・ダゴベール・キュヴィエ(Baron Georges Léopold Chrétien Frédéric Dagobert Cuvier 1769-1832)。フランスの分類学者。キュビエとされることが多い。スエーデンのリンネ、フランスのビュフォンの分類体系に解剖学や古生物学などを加味して現在の形の礎を作った巨人のひとり。
地方名・市場名
ゴーゴーカビッチャ
参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 場所沖縄県伊良部島 
カーサー
場所沖縄 
ゲッテンヤッコ
備考別名。 

概要

生息域

海水魚。サンゴ礁、岩礁域。
伊豆諸島、小笠原諸島、三浦半島南岸〜九州南岸の太平洋沿岸、屋久島、琉球列島。幼魚は茨城県鹿島灘、壱岐。尖閣諸島、福建省、台湾、東沙諸島、西沙諸島、南沙諸島、インド-西太平洋、カロリン諸島、マーシャル諸島。

生態

基本情報

沖縄県や鹿児島県島嶼部では漁港の競り場に並ぶ。非常に安い魚だが、需要はあるようだ。

水産基本情報

市場での評価/沖縄県では食用魚。とても安い。
漁法/定置網、刺網
産地/沖縄県、鹿児島県

選び方・食べ方・その他

選び方

臭みの出やすい魚である。できるだけ新鮮なもので、手に入れたら内臓を除去した方がいい。

味わい

旬は不明。
鱗は細かく硬い。皮は剥けなくはない。骨はあまり硬くない。
くすんだ白みで熱を通しても硬くない。
臭みを持つ個体が非常に多い。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど