202405/20掲載

5月1日の朝ご飯は相馬市産「にくもちがれい」尽くし

主菜の素材はミギガレイだけ、だけど和洋取り混ぜて


自分の食事を振り返って考える、という変なことを始めたから1月半以上がたつ。意外に面白いので続けていく。
水産生物とヒトとの関わりを調べているので、スーパーの魚売り場はとても重要なのである。相馬市にはいくつかの魅力的なスーパーがあり、それぞれに特徴がある。
魚が豊富な店で「にくもちがれい(ミギガレイ)」をたっぷり買って来た。
非常に生息域の狭い魚で、漁業的には本州青森県から福島県までの太平洋沿岸の魚だと思っている。
問題なのはおいしいのに、値が安いことだ。これは煮つけの地位低下と関係がある。煮つけのおいしさは食べればわかるものだが、作る人がいなくなっているのだ。
さて、大きめの「にくもちがれい」のフライに、真子を集めて煮つけを主菜とした。
この和食なのに洋食とされているフライと、江戸時代以来のしょうゆ味の煮つけがまったく別種の味わいで、それぞれご飯に合う。
副菜は東京たくわんに、汁はトマト中心のみそ汁と非常にシンプルなやたらに遅い朝ご飯となったのは、この日、あまりにも整理しなければならない情報が多すぎたからだ。

このコラムに関係する種

ミギガレイのサムネイル写真
ミギガレイRikuzen sole海水魚。水深100-200mの砂泥地。北海道渡島半島(少ない)〜九州北岸の日本海沿岸、北海道噴火湾〜千葉県銚子の太平洋・・・・
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