202403/30掲載

ほぼ初めての握り飯は、塩サクラマス握り飯

これならボクでもお握りが握れる

お握りの型

昨年の秋、近所のなんでもかんでも売っている巨大なホームセンターで、目的のものが見つけられなくて迷子になって泣きたくなっていたら、眼の前にたくさん並んでいたのが握り飯の型である。
握り飯といえば東京都大塚にある『ぼんご』だ。昨年暮れに立ち寄ったら、行列ができていた。この店、回転が早いので、並ぼうか? とは思ったものの、行列の長さが2倍以上になっているではないか? 板橋もそうかな? 諦めて帰ってきた。大塚でときどき仕事をしていたときなので、40年くらい前から知っているが、こんなに長い行列は見た事がない。
ボクは不器用なのでお握りを握れない。でもときどき無性に食べたくなる。ただ、コンビニのお握りはあまり魅力がない。スーパーで売っているものなんて最低である。
あまりにもたくさん並んでいたので、いちばん簡単な形のものでいちばん安いもの買ったが一度も使っていない。

スタンバイまでたったの5分


3月29日はお握り記念日というわけで、朝っぱらから冷凍庫の中から具の発掘を試みる。
ラップぐるぐる巻きになり、しかも保冷のビニールの中に入っていたのが昨年夏に北海道斜里町、『ビッグマートみたに』で買った塩サクラマスである。秋ザケの塩蔵と比べると身がしっとりして緻密で、脂が乗っていたのが思い出される。あと2切れしか残っていないのを自然解凍して、焼き上げる。
1年近く冷凍してもまったく劣化していない。
その間に冷凍してあった栃木県の縁結という米を炊いた、ご飯を解凍する。
海苔は明石浦漁協の名品、「初摘み」である。

あくまでもご飯派軽く軽く押しつける


塩サクラマスを焼き上げるのに5分ほど、それと合わせるようにご飯を戻す。
炊き上がったご飯を型に半分入れて塩サクラマスを乗せて、さらにご飯をのせてフタをして軽く押す。

できたての温かい内に食べる


焼き海苔の上にのっけて包んで出来上がりだ。
ついでに煮干しだしのワカメのみそ汁を用意する。
作っている時の香りからして大御馳走である。
お握りはできるだけ握らない(押しつけない)方がいいと思っているので、やわやわと押しただけ。

具はたっぷりとご飯は柔らかく


口の中ですぐにご飯がほぐれて、塩サクラマスと一体化する。
これなら10個くらいは一気食いできるけど、眩暈があるので0.5合だけ。
早く食いたいだけ食えるようになりたい。
その内、『ぼんご』以上の握り飯を作るぞ! と朝から気合いを入れて、朝ご飯は終了する。


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