202508/26掲載
2ヶ月ぶりに江戸前小笠原のハマダイ
酸っぱいと辛いで夏の刺身を作る

今年は熱暑でしかも、盆の後先は、毎年のことながら魚が少ない。
こんなとき、年間を通して状態を見ているハマダイを見つけてほっとする。
小笠原産だというがパーチも箱もない。
当日入荷ではないが、フエダイ科の魚なのでモチがいいので手が出た。
旬というか脂のある時季は4月から6月くらいまでで、産卵が近づくと不安定になる。
今回の個体は脂こそほどほどであるが、非常にうま味が豊かである。
刺身は、非常に味わい深かった。
そして深夜に、いただきもののークヮーサー、三重県尾鷲市の青い唐辛子、虎の尾で塩締めにしてみた。
一気に夏らしくなる。
刺身を食べても体の重さは取れないが、香酸柑橘類と青唐辛子の辛みが暑さのストレスから解き放ってくれる。
合わせたのは安ジンのソーダ割りで、爽やかなド深夜、一人きり。