202503/31掲載

真子も食腕もなんでもかんでも煮つけるスルメイカ

スルメイカのごちゃまぜ煮つけって楽しいし、おいしい


値段が気になるのでスルメイカは大小交えて買っている。
基本的に大きいのは雌、小さいのは雄だ。
スルメイカの真子(卵巣)はヤリイカと比べると落ちるが、比べなければ非常においしい。
産地がわかりにくいのが難点だが、だんだん真子が膨らんでくる。

スルメイカの足のつけ根が頭だ。この頭と足(げそ)と、真子、触腕(他の腕よりも長く、小魚などを捕らえるためのもの)、鰓などなどいろんな部分が混ざり合った煮つけの味からして楽しい。
刺身などにした残り全部をただ煮つけただけの、雑雑しいおいしさだ。
ちなみに今ボクは甘い誘惑に弱いときを迎えている。
ひょっとしたら秋田県人よりもあまいもん好きかも知れない。
でもこの甘っ辛いしょうゆ味こそが日本列島の味だという気がしてきた。

ちなみに合わせたのは、ご飯で、次ぎもご飯。
こんどは日本酒の友にするつもりだ。

大型は間違いなく雌、なので真子持ちが多い


八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産だけではなくスーパーでもスルメイカを買っている。もちろん値段が知りたいのもあるが、この時季大型は子持ちだからである。

この真子や触腕、げそ(足)、頭部などを集めて置く。
これを食べやすい大きさに切り、酒・砂糖・醤油・水を沸騰させた中に入れ、ショウガを加えて煮る。
好みで仕上げにみりんを加える。
■舵丸水産は、一般客に優しいので、ぜひ近くにお住まいの方は一度お寄り頂きたい。

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スルメイカのサムネイル写真
スルメイカJapanese flying squid海水生。オホーツク海、北海道〜琉球列島。香港。北限はカナダでも発見されている。・・・・
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