202502/03掲載

値段が気になったので、久しぶりにギンダラの塩焼き

2000年前後までは安定的に普通の値段だった、今や高値安定


水産生物を調べているので、スーパーはよく見て回る。気になるものがあると必ず買う。
1月最後の日に気になったのがギンダラである。
もちろん国産ではなくアメリカから冷凍輸入されたもの。
なぜ、気になったのか?
数字ではなく、直感的に、安いな、と思ったからだ。
詳しい数字はあげられないが、隣にあった、関東で最も庶民的なアサバガレイと比べても、極端な差がない。
たぶん、安定的に高いギンダラと、徐々に値を上げつつある国産の魚との差が縮まっているのである。

1切れ100gの切り身の表面の水分を念のために拭き取り、振り塩をする。
本種のように解凍したものにせよ、鮮魚の切り身にせよ、買い物から帰り、もしも塩焼きにするなら、必ず振り塩をして置くべきだ。
食べない分はこのまま1時間以上寝かせて、表面に出て来た水分を拭き取り、ラップして冷凍すると半月は保つ。

ギンダラは煮つけも、塩焼きも人気抜群


久しぶりにギンダラの塩焼きで昼ご飯を食べる。
輸入物を褒めるのは、自然保護の観点からしていかがなりや、とは思うものの、とてもおいしい。
ご飯にも矢鱈に合う。

ちなみにギンダラ科の魚に小田原の「おしつけ(アブラボウズ)」がある。
どっちがおいしいかな? 迷う迷う。
同じくらいうまいとして置きたい。
でも相模湾で釣り上げたアブラボウズを食べる方が自然には優しい、な。

このコラムに関係する種

ギンダラのサムネイル写真
ギンダラSablefish, Black cod海水魚。水深300〜2740m。青森県〜北海道の太平洋沿岸、オホーツク海沿岸。岩手県〜相模湾。オホーツク海南東部、千・・・・
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