202501/28掲載 コラムおさかな365以上日記 国産本目抜けの西京漬けは、もう買えない シェア ツイート 今や漬け魚の世界はなんでもあり、でもそれでいいのだクリックで閉じますはるか昔の話になるが、オオサガ(本目抜け)は安い魚の代表的なものであった。 三陸沖から北海道周辺で大量に揚がったので、安い煮魚や焼き物になった。 築地場内の年寄りに聞いたところでは、もっとも安くておいしいお菜だったらしい。 東京都内には粕漬けや漬け魚の名店が少なくなったとはいえ、いくつか残っている。 その名店ですら、輸入ものののシルバーやシロヒラス、アラスカ産の目抜けやギンダラ、銀むつ(マゼランアイナメ)を使い始め、今やカーディナル(オオヤセムツ)を使ったりもする。 本目抜けの西京焼きが食堂で食えたときは遙か昔クリックで閉じますそれでは国産の本目抜け(オオサガ)を使ったらいくらするだろう。 1万円出して、2枚買えないかも知れないな、それとも採算度返しで売ってしまうのかな? なんて考えながら、非常にウマスギの本目抜けの西京焼きを食べる。 ボクって粋じゃない、なー。