舌切りのあまりもんを使って青柳飯
青柳と醤油だけのご飯だけど、味は複雑
事務的なことと、定期的な仕事と、日常的な仕事で脳細胞が異次元に散らばる。なにをやっているんだかわからなくなる。
気づいたら2時過ぎだったりする。
気がついたのは腹が減っているからで、そんな感覚すら抜け落ちてしまうことがある。
「(米を)まとめて買っておきなさい」と近所の米屋に言われたので、我が家には米、米、米袋が並んでいる。
終日デスクワークという日々なので、精米して3合ずつ炊いて小分けにして冷凍保存して置く。
最近、頻繁に作るのが煮つけや漬けを使った混ぜご飯だ。
簡単ですぐに出来る。
残り物の青柳(バカガイ)舌切りの混ぜご飯は作業時間、2分半と少々。
電子レンジに冷凍保存のご飯を入れてスタート。
2分半の間に材料を刻んで、チンといったら混ぜるだけだ。
カップヌードルよりも短時間で食える。
保存のために舌切りを漬け込んだ生醤油と、舌切り自体の苦甘い味だけのご飯だけど、ボクはとってもこれが好きだ。
たぶん青柳好きにはたまらない味だと思っている。
最近、ずーっと八王子綜合卸売センター、八百角で特売している水前寺菜の風味がいい。
名残の時季となったみょうがもほんま爽やか。
腹の虫を10分でなだめて、ふたたび異次元に戻る。
材料は最小限、料理時間も最小限なのだ
八王子綜合卸売協同組合、舵丸水産で舌切りを買った。見た目からは産地がわからない。
舌切りはバカガイの剥き身で、比較的小さく、関東の市場では1個で1かんの握りにならないものを言う。
安くておいしくて、一般家庭としてはとてもありがたいものだ。
今回はすし屋仕込みをする。鍋に塩と一緒に入れて、火をつける。
指でかき回しながら、熱くて手がかき回せなくなったら、氷水に落とす。
さっと洗って、水分を切る。
以上は何度か書いた。
青柳は一度食べるとまた食べたくなる。そして舌切りを仕込むと余りが出る。
これを生醤油に漬け込み、このまま冷凍する。
この冷凍醤油漬けで久しぶりに青柳飯を作る。
自然解凍して、冷蔵庫の野菜を漁ると水前寺菜とみょうがを発見した。
野菜も舌切りも全部刻んで置く。
ご飯をレンジで戻す。
あとは混ぜるだけだ。