ぼうずコンニャクの食べる魚貝類だけでなく多彩な生物の図鑑です。掲載種は2000種、食用の水産生物の一般的なものは総て網羅。検索法・食べ方を詳しく解説しています。

マルタ(Far Eastern dace)

学名:Tribolodon brandti (Dybowski,1872)

代表的な呼び名マルタウグイ

マルタの形態写真

体長40cm前後になる。

  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★★

    知っていたら学者級

    食用として認知されていない

    ★★★

    美味
    分類
    動物門脊椎動物門顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系コイ目コイ科ウグイ亜科ウグイ属
    外国名
    Far Eastern dace
    学名
    Tribolodon brandti (Dybowski,1872)
    漢字・由来
    漢字 丸太
    由来・語源 体長50cmを超える大型魚でまるで丸太のようだからか?
    地方名・市場名
    別名/ジュンサイウグイ、マルウグイ、マルタウグイ、ユサンウグイ。
    青森県、岩手県、宮城県でオオガイ。
    ウシマルタ、オオゲイ、オゲエ、ジャッコ、セグロ、ツマジャコ、ホナガ。
    生息域
    河川の感潮域や内湾、岸近くの中・低層。降海型。
    東京・富山以北の本州、北海道。サハリン、沿海州、朝鮮半島東部。
    生態
    産卵期は4月〜6月。河川に遡上して産卵。
    基本情報
    水産基本情報
    東北などでは流通していて、希に関東にも来る。
    東北太平洋側では郷土料理の「みそたたき」、塩焼きなどで食べていて、根強い人気がある。
    選び方
    触って張りのあるもの。
    味わい
    旬は秋から春
    鱗は細かく取りやすい。骨は細いが硬い。皮はやや厚くて強い。
    白身で鮮度がいいと血合いがきれい。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    調理法
    煮つけ、みそたたき、塩焼き
    マルタの煮つけ
    マルタの煮つけ こってりと甘辛く煮てなかなかいい味。くせがなく上質の白身でイヤミがない。
    マルタのみそたたき
    マルタのみそたたき 千葉県の「なめろう」と同じ。ねぎ、みそなどと細かく叩く。意外にイヤミがなくみそとの相性がとてもいい。
    マルタの塩焼き
    マルタの塩焼き スズキに似てやや水っぽいがさっぱりした味わい。臭みなどはほとんど感じられない。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
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    ■三陸などでは食用とされ、ときに流通もする
    たたき(なめろう)/塩焼き
    北海道を始め北日本に生息している。
    最初に見かけたときにはウグイかと思ったが、60センチ近いものがある。成魚なのに身体に黒い筋がないなどからマルタと判断した。
    写真のものは岩手県久慈産。海で漁獲されたもので、箱の中に海産の甲殻類が混ざっていた。新聞の釣り欄、岩手県に「おおがい」という魚がよく登場する。どんな魚であろうと、新聞にある釣り具屋に問い合わせるとマルタのことだという。当地ではマルタ釣りは大物が釣れて、人気があるのだ。
    秋田県本荘市、にかほ市では「ざっこ」、高知県高知市では「いだ」。

    ■初めて食べたのは岩手県田野畑にある旅館。生をみそとたたいたのが出てきて、旨いものだと感心した。これを初めて見たと市場の職員が持ってきたのは肌寒の秋。購入して、まず刺身にしてみる。三枚におろしてへぎ造りにするがやはり小骨が気になる。仕方なく身をたたいて岩手で食べたと同様にして食べる。改めて食べてみるとマルタの味がなくてみその味が勝ってしまう。それで今度は筒切りにして塩焼きにする。これがビックリするほど旨い。香りが素晴らしいのだ。
    参考文献・協力
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)、『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)
  • 主食材として「マルタ」を使用したレシピ一覧

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