シマアオダイ
アオダイ属で似ている2種
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料理法・レシピ
鹿児島県産シマアオダイに中国産松茸では釣り合わぬ料理法・レシピ
シマアオダイを若狭焼きに
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目フエダイ科アオダイ属
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外国名 | Saddle-back snapper
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学名 | Paracaesio kusakarii Abe,1960
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漢字・学名由来 | 漢字 縞青鯛 Simaaodai Abe 阿部宗明(あべ ときはる Abe Tokiharu 1911-1996)。魚類学者。田中茂穂の後継者。多くの魚を記載。国内だけではなく、「新顔の魚」にて輸入、海外で漁獲される魚の魚名も多数つけている。 |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。主に水深100mよりも深いところ。
小笠原諸島、屋久島から琉球列島。伊豆諸島-[新島沖]、静岡県御前崎、三重県、和歌山県などでも少ないながらとれる。
台湾、(東沙諸島、南沙群島、フィリピン諸島・大スンダ島・カリマンタン島・オーストラリア北西岸・北岸・ニューギニア島南岸などを除く)西太平洋、サモア諸島。
生態
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基本情報
伊豆諸島以南の西太平洋のやや深場に生息している。主に鹿児島、沖縄などのやや深場で揚がる魚だったが、温暖化のためか漁獲される値域が北上傾向にあり、紀伊半島、伊豆諸島などでも揚がるようになってきている。アオダイと比べると漁獲量は少ないものの、流通上での存在感を増している。
関東での定番的高級魚アオダイに似ていて、食べるとそれ以上の味なので徐々に知名度が揚がってきている。探す仲買、料理人が確実に増えている。
珍魚度 珍しい魚とは言えないが、流通量が非常に少なく、しかも非常に高い。鹿児島県、沖縄県などで探すしかない。
水産基本情報
市場での評価/関東にはあまり多く入荷してこない。非常に高価。安定的な高級魚。
漁法/釣り
産地/鹿児島県、沖縄県、東京都、和歌山県
選び方・食べ方・その他
選び方
横縞模様のはっきりしているもの。触って張りがあり、鰓が赤いもの。
味わい
旬は不明。夏、秋、春に食べたがいずれも味がよかった。
鱗は普通であまり硬くなく取りやすい。皮はやや厚く強い。骨はあまり硬くない。
血合いが赤く、透明感のある白身。熱を通しても硬くしまらない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
伊豆諸島では釣りの対象魚。アオダイは古くからお馴染みだが、釣りの対象魚としては新しい。
歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
参考2004年荷 場所和歌山県串本
参考『伊豆・小笠原諸島の魚たち 改訂2版』(東京都水産試験場 2004) 場所東京都八丈島
参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 場所沖縄県南城市知念漁協
参考聞取 場所高知県宿毛市田ノ浦漁港
場所高知県宿毛市田ノ浦すくも湾漁協
場所鹿児島県
場所沖縄県