オニヒラアジ
オニヒラアジの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)
![体長80cm前後になる。ゼンゴ(稜鱗)は体の後半にのみある。胸部には鱗のない部分がある。体側上部に黒褐色のゴマ状の斑紋が散らばる。小型の時には体長に対して体高があり、成長するにしたがいほっそりして体高が低くなる(どの体長のときにもロウニンアジよりも体高は低い)。成魚(成長するに従って大きくはっきりしてくる)では側線の一番前部(始まり)、鰓蓋の一番上に白い斑紋がある。目の上から吻にかけて比較的まっすぐ(ロウニンアジは丸みを帯びる)。[体長80cm]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1681/Thumb500/onihiraaji.jpg)
![体長80cm前後になる。ゼンゴ(稜鱗)は体の後半にのみある。胸部には鱗のない部分がある。体側上部に黒褐色のゴマ状の斑紋が散らばる。小型の時には体長に対して体高があり、成長するにしたがいほっそりして体高が低くなる(どの体長のときにもロウニンアジよりも体高は低い)。成魚(成長するに従って大きくはっきりしてくる)では側線の一番前部(始まり)、鰓蓋の一番上に白い斑紋がある。目の上から吻にかけて比較的まっすぐ(ロウニンアジは丸みを帯びる)。[体長46cm]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1681/Thumb500/onihiraaji0.jpg)
![体長80cm前後になる。ゼンゴ(稜鱗)は体の後半にのみある。胸部には鱗のない部分がある。体側上部に黒褐色のゴマ状の斑紋が散らばる。小型の時には体長に対して体高があり、成長するにしたがいほっそりして体高が低くなる(どの体長のときにもロウニンアジよりも体高は低い)。目の上から吻にかけて比較的まっすぐ(ロウニンアジは丸みを帯びる)。[体長27cm]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/1681/Thumb500/onihiraaji00.jpg)

体長80cm前後になる。ゼンゴ(稜鱗)は体の後半にのみある。胸部には鱗のない部分がある。体側上部に黒褐色のゴマ状の斑紋が散らばる。小型の時には体長に対して体高があり、成長するにしたがいほっそりして体高が低くなる(どの体長のときにもロウニンアジよりも体高は低い)。成魚(成長するに従って大きくはっきりしてくる)では側線の一番前部(始まり)、鰓蓋の一番上に白い斑紋がある。目の上から吻にかけて比較的まっすぐ(ロウニンアジは丸みを帯びる)。[体長80cm]
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アジ科ギンガメアジ属
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外国名 | Brassy trevally 巴布亞鰺、甘仔魚、瓜仔、紅目瓜仔(臺南安平)
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学名 | Caranx papuensis Alleyne and Macleay, 1877
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漢字・学名由来 | 漢字 鬼平鰺 Onihiraaji 由来・語源 不明 |
地方名・市場名 |
概要 
生息域
海水魚。内湾やサンゴ礁などの沿岸域。
和歌山県〜九州南岸・種子島・屋久島の太平洋沿岸、鹿児島県笠沙、琉球列島。
台湾、オーストラリア北西岸・北岸をのぞくインド-西太平洋、ソサエティ諸島、マルケサス諸島、マリアナ諸島。
和歌山県〜九州南岸・種子島・屋久島の太平洋沿岸、鹿児島県笠沙、琉球列島。
台湾、オーストラリア北西岸・北岸をのぞくインド-西太平洋、ソサエティ諸島、マルケサス諸島、マリアナ諸島。
生態
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基本情報
主に琉球列島で水揚げされている。ロウニンアジと混同されている可能性が高い。
関東の市場などでは珍しい。大型であるため、ある程度の値段をつけるがプロもほとんど種名を知らない
主に鹿児島、沖縄などでもあまり多いわけではなく、また似ているロウニンアジと同じような評価をされている。生食、汁、焼きものと用途は広い。
関東の市場などでは珍しい。大型であるため、ある程度の値段をつけるがプロもほとんど種名を知らない
主に鹿児島、沖縄などでもあまり多いわけではなく、また似ているロウニンアジと同じような評価をされている。生食、汁、焼きものと用途は広い。
水産基本情報
市場での評価 関東には希に入荷。やや高値。
漁法 釣り、定置網
産地 沖縄県、鹿児島県、和歌山県
漁法 釣り、定置網
産地 沖縄県、鹿児島県、和歌山県
選び方・食べ方・その他 
選び方
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味わい
旬は春から夏。
鱗は小さくて取りやすい。稜鱗(ぜんご)は強く硬い。皮はしっかりして硬い。
やや赤みがかった白身で熱を通しても硬く締まりすぎない。
オニヒラアジの切り身 やや赤みがかった白身で、脂がのってくると赤みが弱くなる。皮は厚くて強い。
鱗は小さくて取りやすい。稜鱗(ぜんご)は強く硬い。皮はしっかりして硬い。
やや赤みがかった白身で熱を通しても硬く締まりすぎない。

オニヒラアジの切り身
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
生食(刺身、カルパッチョ、セビチェ)、煮る(煮つけ、ポシェ)、汁(トマトスープ、みそ汁、潮汁)、焼く(塩焼き、幽庵焼き、みそ漬け)、揚げる(フライ、唐揚げ)、ソテー(フライパン照焼、ポワレ)

オニヒラアジの腹身の刺身
オニヒラアジの腹身の刺身 背部よりも腹部の方が脂が強い。大型で鮮度がいいものはやや硬く、舌に馴染みにくい。少し寝かせると適度な硬さになる。脂には甘味があり、ねっとりとして舌触りがいい。魚本来のうま味も豊かでとても味がいい。脂のない背部を腹部を好むかは好みの問題だ。

オニヒラアジのカルパッチョ

オニヒラアジの兜煮

オニヒラアジのポシェ

オニヒラアジのトマトスープ

オニヒラアジのみそ汁

オニヒラアジの塩焼き

オニヒラアジの幽庵焼き

オニヒラアジのフライ

オニヒラアジのポワレ
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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参考文献
協力/田中水産(鹿児島県鹿児島市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)