アリアケトビウオ
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。
新潟県佐渡、富山湾、業護憲浜坂、島根県浜田、福岡県津屋崎、佐賀県唐津、[長崎県平戸市度島]、熊本県天草、九州西岸、伊豆諸島近海〜九州南岸の黒潮域。
生態
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基本情報
国内の暖流域を回遊しているようである。トビウオ漁が盛んな長崎県や鹿児島県では、たくさんの種のトビウオが漁獲される。中でも長崎県で本種は9月、10月のトビウオ漁の終了時季にとれるトビウオだとされているようだ。
長崎県のトビウオ漁の主流はホソトビウオとツクシトビウオである。ホソアオトビ、シロフチトビウオなどとともにその他の「小トビ」として加工品などに使われているのだと考えられる。
とてもおいしい魚だが料理の幅が狭いのが難点である。干ものだけならおいしさは最上級である。
珍魚度 全国流通はしない。漁のある地域でしか手に入れることは出来ないが、長崎県や鹿児島県など地域が限られる。
水産基本情報
市場での評価/不明。
漁法/刺網、定置網、巻き網
産地/長崎県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもの。背が黒く、腹の白さとの差があるもの。
味わい
旬は不明。
長崎県では9月下旬に揚がる魚なので漁期が旬といえそうだ。
鱗は取れやすい。皮は厚みがあり強い。骨は柔らかい。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
アリアケトビウオの料理・レシピ・食べ方/焼く(干もの)、煮る(煮つけ)
長崎県平戸市の漁師さん、福畑さんに教わった通り、表面の汚れを落とす。塩で和えて20分ほど置く。表面に出て来た水分をていねいに取り、そのまま干し上げる。半日では生っぽい感じだったので丸一日干したもの。
これを焦がさないように焼き上げる。焼き上がったものは香りだけでも御馳走である。身はそれほど硬くならず、身離れがいいのでむしっては食べ、むしっては食べていると止まらなくなる。平戸で盛んに本種などの「小トビ」の干ものが作られているわけがわかる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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