202405/18掲載
熱海のおいしいところてん
今季初の天つきに5月なのに夏を感じる
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静岡県熱海市の宇田水産、宇田勝さんに心太(ところてん)をいただく。
ボクは太っていてデブな割りに「ところてん」が大好き。いただいていきなりうれしすぎて、ちゃんとお礼を言ったかどうか心配になる。
主に紅藻類のマクサを採取して、お日様にさらしたものが、「天草」である。この「天草」を煮て、冷やして出来上がるのが「ところてん」だ。
古代からの食品で古くは凝海藻(こもるは)と呼ばれていた。心太という漢字が出来て、「ところてん」と呼ばれるようになったのは江戸時代か、せいぜい室町時代だとされている。
多種類の紅藻類テングサの仲間を使った寒天類は主に、長野県や岐阜県で作られていて、全国的だが、原藻を使って作る「ところてん」などが作られているのは海に近い地域である。
紅藻類と言えば、東北日本海側の「えご」、「おきゅうと」もほぼ変わりがないものと考えた方がいいだろう。
さっそく持ち帰って、天つきで突き出して、お昼ご飯の添える。
作り方と言うよりも食べる準備と行った方がいいけれど。
まず、湯で辛子を錬る。
ガラスの器に氷を放り込んでおき、二杯酢を作る。
その間にシャワーを浴びて、漁港で水揚げを見た後の塩気を体中から洗い流す。
天つきでついて、冷やした器に放り込んだら出来上がりである。