202511/05掲載

新潟県胎内市中条『浜屋菓子店』の中皮

浜屋菓子店の中皮の皮は薄め


日本列島の地域性とか地域力(ボクが作った言語)を調べているので、菓子、和菓子は外すことが出来ない。
47都道府県で菓子を買っていると様々な発見があり、地域同士の繋がりが見えてくる。

今回、胎内市中条『浜屋菓子店』で見つけたのが「中皮」だ。
「中皮」の読みは「ちゅうか」で、どら焼きの皮1枚を折り畳んであんを挟んだもの。
念のために商品名は「千代華」。
新潟県で見つけた「中皮」は長岡市についで2つめだ。

「ちゅうか」と呼ばれ、形も作りも同じ和菓子を、茨城県では「中華」、「中菓」と書き、長野県では「中か」だった。
福島県ではまったく形も作りも同じなのに「カステラまんじゅう」という。

どら焼きと同じコンセプトだけど中皮の方が好き


ボクは意外にどら焼きは好きではない。あんよりも生地の比率が高くてもさもさするからだ。
でも「中皮」は生地が一枚なので比率がぴったりぴんのコンコンチキなのである。
非常にボク好み。

それにしても福島、新潟、茨城、長野に同じ菓子が存在するのは、菓子職人間の交流があるのだと思う。
菓子の世界の地域性も奥が深い。



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