202510/02掲載

高知県白木果樹園の柑橘類図鑑1 ベルガモット

これがまあ、ベルガモットかと思いけり


高知県土佐市、白木果樹園からいろんな種類の柑橘類を送ってもらった。
現在整理中だけど、非常に難航している。
とりあえず、1種ずつ紹介していきたい。

ベルガモットという言葉は知っていたが、それが何か?
まったく知らなかった。
あえて言えば、食べ物なのか? すら知らなかったと言っていい。
主産地はイタリアという柑橘類で、鼻をすりつけただけでいい香りがするなんて、ことも。
果汁と果皮の香りは、間違いなく柑橘類なのだけど、全体的に、冬の湿った枯れ葉が敷き詰められている森を思わせる。
ボクの表現能力を超えている存在なのだけど、果汁には微かに苦みがあり、後味は苦み以上に僅かばかりの甘味がある。

イソフエフキの刺身にかけたけど、ベルガモット自体の存在感が強く、わずかな苦みが邪魔な気がする。
魚よりもそのまま切り口をなめたくなる。

魚と合わせるよりも、ただただ香りと酸味を楽しみたい


結局、アブソルートと合わせて、楽しんでしまった。
もったいない気がするが、これがずっぽりとボク好みの味なのだからどうしようもない。

念のために、ベルガモットの香りをプラスしているというアールグレイを買ってきて飲んでみたら、確かにベルガモットの香りがする。
ベルガモットという、漠然とした言語が現のものとなった、うれしさよ、手にグラス、だった。
園主である白木浩一さんに感謝!



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