202412/03掲載
アカヤガラの湯引きは冬の味
アカヤガラは刺身、焼霜、よりも湯引きかな
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12月はアカヤガラの時季である。
いちばん味がよく、ハズレのない時季でもある。
一年を通して味をみているが、今回の1.2kgも間違いなしの美味であった。
ただし刺身は飽きた。
焼霜造りも造りすぎたので、湯引きにする。
長崎県などでは日々の味らしいが、刺身以上に日常に生かせそうな料理である。
今回は柚子入りの辛子酢みそで食べた。
この方が冬らしさが感じられていいし、たくさん食べても食べ飽きない。
アカヤガラのおいしさは皮周辺にあり、がまざまざとわかる。
面白いもので刺身だと生の味はそっけないのに、湯引きの中心部分の生はインパクトが強い。
皮のおいしさ、熱を通した身のおいしさを通り越して、最後にトリがやる、ような感じがする。
やけに箸が進み、酒も進む。
虫の音もきえ、外気温は5℃、中の気温は16℃で大げさだけど、今季初ちゃんちゃんこなり。