202410/14掲載

下の下でもそれなりにうまいベニズワイガニ

ゆでるとカニと言うだけで豪華だ


特売品ながら、ゆで上がりはキレイである。
2尾並べるとゴージャスですらある。
宴会などに1人1尾ついていたら、驚かし、にはなるだろう。

ばらすとわかるその安さの秘密


ただし、脚をぱきっと割ったら、値段通りの身入りで、すかすか。
兵庫県但馬で食べた上の上は殻が硬く、身も締まっており、濃厚な甘味とカニの風味が楽しめた。
残念なことに蒸したにもかかわらず、下の下なので柔らかい。
ただし、その痩せ細った身にはちゃんと甘みがあってカニの風味もある。

カニ食うぞ! ではなく、おやつを食べている感覚で食べるとしたら、充分ではないだろうか?
きっとカニ食い族なら、充分、カニ時間が楽しめるだろう。
ボクなどカニ食い族でもなくカニの通でもないのに、意外に時間を忘れて楽しめた。
問題はカニ食うときは、カニ食うだけだ、ということかも。

熱を通す前lから赤く、熱を通してもそのまま赤い


埼玉県北本市のスーパーで鳥取県産ベニズワイガニを発見した。特売していたので非常に安く、1尾400円税込みくらいしかしない。
2尾で持った限りでもハズレだと思ったけど買ってみた。
鳥取県なら境港産だから「紅がに(べにがに)」である。
ズワイガニと同様、日本海、北太平洋に生息していて、生息する水深が深い。

ベニズワイがズワイよりも上の場合もある


昨年、兵庫県香住で最上級のベニズワイを食べた。
地元の方厳選のベニズワイが、決して上のズワイガニに劣らないことを知った。
それが上の上なら、これは下の下だろう。
ゆでたら余計に水っぽくなると思って、蒸す。

このコラムに関係する種

ベニズワイガニのサムネイル写真
ベニズワイガニ英名/Red snow crab, Red tanner crab海水生。ズワイガニが200〜600mにいるのに対して本種は500〜2500mの深海にいる。日本海、茨城県以北の太平洋、・・・・
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