リュウキュウヨロイアジ
リュウキュウヨロイアジの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)





SL 15cm前後になる。ヨロイアジよりも少し小型。側面から見ると正円に近い。背鰭・尻鰭の軟条は伸びる。目の前の軟骨状のコブはふくらみ、吻との間のくぼみも顕著。背鰭・尻鰭軟条部分と尾鰭は黄色みを帯びる特に尾鰭の形は鈍く、黄色い。第1鰓弓の下枝鰓耙数は14-17
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要 
生息域
海水魚。内湾など沿岸の浅い海の下層。
相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、山口県日本海側、熊本県天草諸島、鹿児島県南さつま市笠沙、沖縄島。
インド〜西太平洋。
相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、山口県日本海側、熊本県天草諸島、鹿児島県南さつま市笠沙、沖縄島。
インド〜西太平洋。
生態
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基本情報
太平洋沿岸の暖かい海域などの定置網などに混ざる。
まとまって取れないので商品価値は低い。
また雑魚として捨てられることもある。
まとまって取れないので商品価値は低い。
また雑魚として捨てられることもある。
水産基本情報
市場での評価 まとまって入荷しない。値がつかない。
漁法 定置網
産地 徳島県、鹿児島県、神奈川県、静岡県
漁法 定置網
産地 徳島県、鹿児島県、神奈川県、静岡県
選び方・食べ方・その他 
選び方
触って張りのあるもの。銀色に輝いているもの。目が澄んでいるもの。
味わい
旬は関東では秋から冬
小振りだが歩留まりがよく捨てるところが少ない。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄いが強い。骨は柔らかい。
透明感のある白身で血合いはキレイ。熱を通しても硬く締まらない。
小振りだが歩留まりがよく捨てるところが少ない。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄いが強い。骨は柔らかい。
透明感のある白身で血合いはキレイ。熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
リュウキュウヨロイアジのレシピ/生食(刺身)、焼く(塩焼き)、煮る(煮つけ)、揚げる(フライ)、ソテー(バター焼き)

リュウキュウヨロイアジの刺身
リュウキュウヨロイアジの刺身 適度に締まった身質で食感がよく、アジ科ならではの豊かなうま味がある。鮮度がよいときはやや薄めに造るといい。血合いは弱く酸味は少ない。11月の個体は脂ものっていて甘味があった。アジ科のなかでも最上級の味だと思う。

リュウキュウヨロイアジの塩焼き

リュウキュウヨロイアジの煮つけ

リュウキュウヨロイアジのフライ

リュウキュウヨロイアジのバター焼き
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
■古くはカイワリ属。学名を、Caranx ciliaris (Rüppell, 1830)とされていた。『魚類の形態と検索』(松原喜代松 岩崎書店 1955)
参考文献
協力/椿泊漁業協同組合(徳島県阿南市)、伊東正英(鹿児島県南さつま市笠沙)、河部友彦さん(海辺のかわべ屋 三重県南伊勢町)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)