ヨロイアジ
ヨロイアジの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)
![体長25cm前後になる。側面から見ると正円に近く第2背鰭、尻鰭の軟条は伸びる。鰭は黒く、特に尻鰭は黒い。リュウキュウヨロイアジと比べると眼前のしこり状のコブのふくらみは弱く、吻にかけてのくぼみも弱い。第1鰓弓の下枝鰓耙数は20-24(リュウキュウヨロイアジは14-17)。[伊東正英さん提供/鹿児島県南さつま市笠沙]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2481/Thumb500/yoroiaji.jpg)
![鰭は黒く、特に尻鰭は黒い。[伊東正英さん提供/鹿児島県南さつま市笠沙]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2481/Thumb500/yoroiaji0.jpg)
![リュウキュウヨロイアジと比べると眼前のしこり状のコブのふくらみは弱く、吻にかけてのくぼみも弱い。[伊東正英さん提供/鹿児島県南さつま市笠沙]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2481/Thumb500/yoroiaji00.jpg)
![第1鰓弓の下枝鰓耙数は20-24(リュウキュウヨロイアジは14-17)。[伊東正英さん提供/鹿児島県南さつま市笠沙]](https://www.zukan-bouz.com/public_image/Fish/2481/Thumb500/yoroiaji000.jpg)
体長25cm前後になる。側面から見ると正円に近く第2背鰭、尻鰭の軟条は伸びる。鰭は黒く、特に尻鰭は黒い。リュウキュウヨロイアジと比べると眼前のしこり状のコブのふくらみは弱く、吻にかけてのくぼみも弱い。第1鰓弓の下枝鰓耙数は20-24(リュウキュウヨロイアジは14-17)。[伊東正英さん提供/鹿児島県南さつま市笠沙]
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要 
生息域
海水魚。内湾などの沿岸の浅場。
長崎、山口県下関、駿河湾、宇和島、日向灘、[鹿児島県南さつま市笠沙]、沖縄島、宮古諸島。
台湾、香港、海南島、トンキン湾、ベトナム、タイランド湾、アンダマン海、スリランカ、西インド洋。
長崎、山口県下関、駿河湾、宇和島、日向灘、[鹿児島県南さつま市笠沙]、沖縄島、宮古諸島。
台湾、香港、海南島、トンキン湾、ベトナム、タイランド湾、アンダマン海、スリランカ、西インド洋。
生態
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基本情報
国内では主に亜熱帯域で揚がる魚。徐々に北上傾向にあるように思うが量的には少なく、やや珍しい。
ヨロイアジ属はすべて味がいいのだけれど、本種も同様に非常に味がいい。
まとまってとれたならぜひ流通にのせてもらいたい。
ヨロイアジ属はすべて味がいいのだけれど、本種も同様に非常に味がいい。
まとまってとれたならぜひ流通にのせてもらいたい。
水産基本情報
市場での評価/流通上見ていない。
漁法/定置網
産地/鹿児島県
漁法/定置網
産地/鹿児島県
選び方・食べ方・その他 
選び方
銀色が強いもの。鰓が赤く張りのあるもの。
味わい
旬は不明。
鱗は細かく弱い。取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨は柔らかい。
血合いは弱く、透明感のある白身で熱を通しても硬く締まらない。
鱗は細かく弱い。取りやすい。皮は厚みがあって強い。骨は柔らかい。
血合いは弱く、透明感のある白身で熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
生食(刺身、セビチェ、なめろう)、焼く(塩焼き)、煮る(煮つけ)、揚げる(フライ)、汁(みそ汁)、ソテー(バター焼き)

ヨロイアジの刺身
ヨロイアジの刺身 旬はまったくわからないが11月に来た個体には適度に脂がのっていた。鮮度もよかったので食感も楽しめ、また透明感があって血合いが弱い。これくらい刺身に向いた身質の魚も少ないのでは。脂からくる甘さ、アジ科特有のうま味の豊かさともに合わさってやたらにうまい刺身である。

ヨロイアジの塩焼き

ヨロイアジの煮つけ

ヨロイアジのフライ

ヨロイアジのみそ汁

ヨロイアジのバター焼き
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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参考文献
協力/伊東正英(鹿児島県南さつま市笠沙)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)