ホンビノスガイ
代表的な呼び名ホンビノス
ホンビノスガイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
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珍魚度・珍しさ | ★ いつでも手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★ まずくはない |
概要
生息域
海水生。内湾の潮間帯〜潮間帯上部の砂泥地。あまりきれいなところにはいない。
北アメリカ大陸東岸が原産。
東京湾、兵庫県など日本各地で繁殖している。
北アメリカ大陸東岸が原産。
東京湾、兵庫県など日本各地で繁殖している。
生態
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基本情報
北アメリカ東岸からの移入種。カナダ、アメリカでは重要な食用二枚貝。クラムチャウダーにしたり、生食することもある。
これがなんらかの形で1990年代に東京湾に移入してきた(千葉県立博物館黒住耐二、岡本正豊(敬称略)の報告に1990年代中ごろに東京湾奥で稚貝が発見されたとある)。初めは船橋など東京湾奥で急激に増え、兵庫県でも見つかる。アサリが激減した内房で今、多産するようになっている。
最初は千葉県船橋などでとりはじめ、2000年代になって「白ハマグリ」などとして出回り始めた。今では千葉県のプライドフィッシュになっている。
アサリと比べると商品価値は低く、使いにくい二枚貝である。初めて本種を食べたのは2001年だが、どうやって食べたらいいのか考えあぐねたことがある。
東京湾奥などでは二枚貝の唯一の資源なのでおおいに食べてもらいたいと思う。
また、別の場所への移入は絶対にやってはいけない。
珍しさ度 今やアサリ並に全国的に流通している。いつでも手に入る。
水産基本情報
市場での評価 関東の市場には毎日のように入荷している。近畿など西日本にも流通しており、全国的に取り扱われるように。価格は決して安くはない。
※流通上の問題では近年、ビノスガイとの混同が見られる。ビノスガイと本種は価値が異なる。ビノスガイをホンビノスとして流通させるのは問題があると思っている。
漁法 じょれん曳
主な産地 千葉県
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的には生きているもの。
味わい
旬は不明
貝殻が厚く重いために著しく歩留まりが悪い。剥き身にするのも難しい。
熱を通すととても硬くなるので熱の通し方が難しい。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ホンビノスガイの料理・レシピ・食べ方/焼く(焼き貝)、汁(クラムチャウダ、みそ汁、すまし汁)、パスタ(トマト味など)
軟体は少し硬いが貝らしいうま味が強く、食感が心地よい。非常に味わい深い。
トマトの酸味とうま味との相性がとてもよく、貝らしいうま味がソース煮出て、炒めた軟体の食感とともにとてもおいしい。
好んで食べる地域・名物料理
アメリカ東海岸。
加工品・名産品
現在の佃煮、殻付き冷凍、冷凍剥き身などがある。
釣り情報
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歴史・ことわざなど
国内で発見した年代 千葉県立博物館黒住耐二、岡本正豊(敬称略)による報告に1990年代中ごろに東京湾奥で稚貝が発見されたと書かれる。
千葉県船橋産ホンビノス 東京湾船橋沖三番瀬では大量に水揚げされている。汚染にも強くアサリとともに湾奥、東京湾京浜運河でも見ることができる。一時期、「白はまぐり」という商品名で流通していたこともある。
千葉県船橋産ホンビノス 東京湾船橋沖三番瀬では大量に水揚げされている。汚染にも強くアサリとともに湾奥、東京湾京浜運河でも見ることができる。一時期、「白はまぐり」という商品名で流通していたこともある。