ナガニシ
代表的な呼び名ヨナキガイ
SL(殻高)20cm前後になる。水管が細く長く擬臍孔がない。各層の糸状の螺肋があり、縦肋が肩で角張る。
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
北海道南部から九州、朝鮮半島。水深の浅い砂泥地に棲息。
生態
産卵期は春。20個ほどの「ウミホウズキ(海酸漿)」と呼ばれる卵囊に産卵する。
孵化してトロコフォア幼生、ベリジャー幼生を経て稚貝になる。
基本情報
日本各地の浅い海域にいる。
本種を三浦半島で見つけて初めて食べたときに、あまりの苦さに驚いた。これは煮て食べたので、えぐみのある内蔵も食べてしまったためだ。貝殻のまま煮る、焼くのは不可だと思う。熱を通すには剥いて身(足)だけにしてから熱を通すしかない。基本的に生で食べるべきであるのは、1990年前後に初めて知る。
広島県で「夜泣き貝」は好んで食べる。当然、高価である。
また県内のナガニシの減少によって、島根県など山陰から近縁種であるコナガニシを買い求めている。
注/内臓は食用不可
水産基本情報
市場での評価 調べた範囲では食用としている地域は少なくないが、一般的なものとなっているのは広島市周辺のみ。値段は広島では高く、他の地域では安い。
漁法 刺し網、底曳網
主な産地
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。
味わい
旬/秋から春
貝殻は薄いが非常に硬い。ふたは薄い。ワタ(内蔵)は苦みを持つ、いがらっぽい。
調理する際にはむき身にして筋肉部分だけを使う。
足は食感がよく甘く、味がいい。
注/内臓は食用不可
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ナガニシの料理法/刺身
好んで食べる地域・名物料理
広島県
加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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