サトウガイ
殻幅12センチくらいになる。膨(ふく)らみが強い。貝殻全体にやや硬い毛が生えていてアカガイと比べて白っぽい。蝶つがいから伸びる筋(放射肋)が38本。サルボウは32本前後、アカガイが42本前後
アカガイ・サトウガイはそっくり
魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。千葉県九十九里、山陰から九州。
水深10〜50メートルの砂地。
生態
■ 成長するに従い砂泥地にもぐり込む。外洋に面した砂地などに生息。
■ 雌雄異体。
■ 産卵期は夏。
基本情報
内湾にいるアカガイに対して外洋に面した砂地にいる。
関東、特に都内ではアカガイを「本玉」、サトウガイを「ばち玉」といって呼び分ける。
アカガイのことを「玉」といい、「本」は「本場」、「ばち」は「場違い」のこと。
サトウガイはアカガイではあるが、本場物ではなく一段味わいが落ちるものということだ。
関東では九十九里などで資源を維持しながら漁獲している。
古くは味が劣るなどとされてきているが、実際に食べて見ると甲乙つけがたい。
関東、特に都内ではアカガイを「本玉」、サトウガイを「ばち玉」といって呼び分ける。
アカガイのことを「玉」といい、「本」は「本場」、「ばち」は「場違い」のこと。
サトウガイはアカガイではあるが、本場物ではなく一段味わいが落ちるものということだ。
関東では九十九里などで資源を維持しながら漁獲している。
古くは味が劣るなどとされてきているが、実際に食べて見ると甲乙つけがたい。
サルボウ
殻に放射状に走る隆起した筋が32本前後
アカガイ/別名「玉(たま)」、「本玉」
殻に放射状に走る隆起した筋が42本前後。
水産基本情報
市場での評価 関東には少ないながら入荷がある。アカガイよりも安い。
漁法 底曳網
主な産地 千葉県
漁法 底曳網
主な産地 千葉県
選び方・食べ方・その他
選び方
持って重いもの。貝殻がしっかり閉じていて、貝殻から液などの垂れていないもの。
味わい
旬は冬から晩春?
貝殻は厚くもろい
足は大きく、水管は小さい。
可食部分は足とヒモ、貝柱。
足の部分の赤みは弱い。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
調理法
刺身、煮つけ、酒蒸し 寿司職人は『ばち』は色が悪いという。確かにプロからすると赤味は弱く、オレンジ色に近いが、味わいはアカガイと変わらない。
刺身はとてもうまい。
よほどのプロはともかく一般人には区別がつかない。
今では若い寿司職人など「ばち」とは知らずに赤貝として違和感なく使っているくらいだから、もっと高くてもいいくらいだ。
刺身などに加工するやり方はアカガイと同じ。
酒蒸し、煮てもうまい。
好んで食べる地域・名物料理
千葉県九十九里など各地。
アカガイと区別しない地域も多い。
加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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