コモンカスベ

コモンカスベの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
体盤長55cm前後になる。吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。体盤に細かい褐色の黒点がない。裏面(腹面)の暗色部分が広い。尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。雌。
体盤長55cm前後になる。吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。体盤に細かい褐色の黒点がない。裏面(腹面)の暗色部分が広い。尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。雌。
体盤長55cm前後になる。吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。体盤に細かい褐色の黒点がない。裏面(腹面)の暗色部分が広い。尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。雄。
体盤長55cm前後になる。吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。体盤に細かい褐色の黒点がない。裏面(腹面)の暗色部分が広い。尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。雄。
吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。
尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。
珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱エイ区エイ上目ガンギエイ目ガンギエイ科オカメエイ属
外国名
Ocellate spot skate
学名
Okamejei kenojei (Müller and Henle,1841)
漢字・学名由来

漢字 小紋糟倍
由来・語源 細かいベージュの斑文が、伝統着物柄の小紋に似ているため。
古くRaja porosa Günther, 1874で、ドバカスベとされていた。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)

地方名・市場名
カスペ ドバカスベ
備考別名。 

概要

生息域

海水魚。水深20-100mの砂泥地。
北海道〜鹿児島湾の日本海・東シナ海、北海道〜豊後水道、瀬戸内海、有明海。朝鮮半島、中国渤海、黄海、台湾、香港。

生態

基本情報

東北などで「かすべ」と呼ばれて食用となっているもののひとつ。
鰭だけではなる丸のままで流通する。
煮つけなどにして美味であり、手頃な総菜魚といったもの。

水産基本情報

市場での評価 入荷は非常に希。関東ではほとんど値がつかない。主に東北などで流通する。
漁法 底曳き網
産地 青森県

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。大量に粘液が出て、粘液の白いものは古い。

味わい

旬は不明。
危険なので尾を切り取ってから処理する。
体盤のぬめりはガンギエイのなかでは少ない。体盤の棘は鋭いが短く少ない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

コモンカスベの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、汁(みそ汁)、ゆでる(ぬた)、揚げる(唐揚げ)
コモンカスベの煮つけ クセがなく、煮ても硬くならないので、こってり濃い味で煮ても、あっさり薄味に煮てもおいしい。冷やすと見事に煮こごる。
コモンカスベの煮こごり 煮つけを冷やすと、かなりしっかりと煮こごる。これを切りつけて提供するのが「かすべの煮こごり」だ。熱々のご飯の上にのせて溶かしながら食べると実にうまい。
コモンカスベのしょうゆ汁 エイ区の魚はみそ汁に向いているのだが、今回は酒としょうゆで味つけしてみた。これも絶品。うまいだしが出て、煮た身もいい味をしている。
コモンカスベのムニエル 鰭の部分に塩コショウをして、小麦粉をまぶしてじっくり時間をかけてソテーしたもの。鰭の薄い部分がかりっとして香ばしく、軟骨に甘味が感じられる。
コモンカスベのぬた 青森県弘前市で教えてもらったもの。鰭を縦方向に薄切りにして塩をして少し寝かせ、酢で締める。この酢をよくきり、大根下ろし、ねぎと合わせて酢みそで和えたもの。
コモンカスベの唐揚げ 鰭の部分を縦方向に棒状に切り、片栗粉をまぶしてじっくり二度揚げしたもの。表面はかりっと香ばしく、なかはジューシーに揚がる。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど