オキナワオオタチ
オキナワオオタチの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
2m TL(全長)前後。尻鰭がない。体高(帯状の幅)が低く、目が大きい。目と目の間はくぼむ。 2m TL(全長)前後。尻鰭がない。体高(帯状の幅)が低く、目が大きい。目と目の間はくぼむ。 2m TL(全長)前後。尻鰭がない。体高(帯状の幅)が低く、目が大きい。目と目の間はくぼむ。
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目タチウオ科タチウオ属
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外国名 |
Ribbonfish
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学名 |
Trichiurus sp.1
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漢字・学名由来 |
漢字 沖縄大太刀 Standard Japanese name / Okinawaootati
由来・語源 大型で沖縄などの熱帯にいるという意味合い。 |
地方名・市場名 |
ホオチョウ 参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 場所沖縄県伊良部島 タチヌイユ 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 場所沖縄県南城市知念漁協 |
概要
生息域
海水魚。大陸斜面上部水深200メートル前後。
屋久島南部近海、奄美大島北部近海、沖縄島近海。
生態
基本情報
屋久島以南で上がる大型のタチウオで沖縄県では一般的な食用魚。沖縄でタチウオというと本種かテンジクタチである。本州などでのタチウオと同様に利用されている。
珍魚度 九州島嶼部以北では珍魚だが、沖縄などでは比較的簡単に手に入る。
水産基本情報
市場での評価/沖縄県などで流通する。やや高値。
漁法/釣り
産地/沖縄県
選び方・食べ方・その他
選び方
表面の銀色が強いもの。触って張りのあるもの。目が澄んでいるもの。
味わい
旬は不明。
鱗はなく皮は薄く弱い。中骨、小骨ともに強い。
白濁しやすい白身で熱を通しても硬く締まらない。
●種を確認して食べたのは小型の一個体のみ。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
オキナワオオタチの料理法・調理法・食べ方/ソテー(ムニエル)、焼く(塩焼き)、煮る(煮つけ、まーす煮)、揚げる(唐揚げ)
オキナワオオタチのムニエル 本種としては小振り1個体だったので、脂がのっていなかった。ここでは適当に切り、塩コショウして小麦粉をまぶして多めの油でソテーする。仕上げにバター風味をつけた。表面が香ばしく中はふんわり柔らかく出来上がった。バターとの風味もよく美味。
オキナワオオタチの塩焼き タチウオ類の定番料理だ。水洗いして適当に切り、振り塩をする。これをじっくり焼き上げる。皮目の風味が抜群にいい。身は柔らかくほどよい呈味成分からくる甘味が感じられる。
オキナワオオタチの煮つけ 水洗いして適当に切る。頭部にいちばん部分を煮つけてみた。湯通しして冷水に落としてヌメリを流す。これを酒・しょうゆ・水で煮る。やや縮むがほどよい硬さで身に甘みがある。砂糖、みりんで甘味をつけてもいい。
オキナワオオタチのまーす煮 かまと頭を使った。水分をよく拭き取り、少量の塩水で短時間煮揚げる。本来、まーす煮は極力水分を飛ばすが、ここでは適度に残した。豆腐や青みなどを一緒に煮るといい。
オキナワオオタチの唐揚げ 前半は肉厚だが、尾に近い方は身が薄く料理しにくい。ここを適当に切り、水分をよくきる。片栗粉をまぶしてじっくり二度揚げにする。タチウオは中骨が硬いものの、他の骨は柔らかくさくさくと丸ごと食べられる。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど