オオヨシノボリ
体長9cm前後になる。体の断面は円形に近く、尾鰭のつけ根にはっきりとした縦縞文様がある。
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
淡水魚。河川の中流域〜渓流域。両側回遊性。
青森県〜九州南部の日本海・東シナ海側、本州・四国の瀬戸内海側、宮城県〜九州南部の太平洋側。
生態
雑食性で、藻や小さな水生昆虫をエサにしている。
産卵期は5〜7月。石の裏側の天井に産みつける。
基本情報
古くヨシノボリはRhinogobius brunneus (Temmick and Schlegel/現在はクロヨシノボリの学名に)1種類であったが、徐々に研究がすすみ17に分類されている。
本種は比較的早くから別種とされていたもの。四国徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)でもよく見かけたもので、カワヨシノボリのように利用されたはいなかった。
水産基本情報
佃煮などの加工原料。鮮魚として出回ったものは見ていない。
手網/すくい網
吉野川水系では木枠にネットを張った独特の網でつかまえる。
選び方・食べ方・その他
選び方
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味わい
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栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
佃煮にしたり、みそ汁に入れたり。
大きくなったものはやや骨が硬いので唐揚げにする。
そのどれもがうまい。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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生態◆
■産卵期は初夏から夏。
■岩などに産みつけた卵を雄が保護する。
■海と河川を上り下りする両側回遊。