アカザラガイ

アカザラガイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。
SH 90mm(殻高90mm)前後になる。紫色を帯びた褐色、もしくは赤褐色の貝殻を持つ個体が多い。左殻の方がふくらみが強い。前後に耳(翼状に伸びる)がある。やや縦長で多くの放射肋があり、肋上にやや強い鱗片が立つ。内層は総て交差板構造をしめし、葉状方解石の沈着はない。右耳の直下に足糸の出る開口部分がある。

全関連コラム

珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
軟体動物門二枚貝綱翼形亜綱ウグイスガイ目イタヤガイ上科イタヤガイ科カミオニシキ亜科カミオニシキ属
外国名
Akazara-scallop
学名
Chlamys (Azumapecten) farreri akazara Kuroda,1932
漢字・学名由来

漢字 赤皿貝 Akazaragai
由来・語源 三陸地方の方言を岩川友太郎が亜種名としたもの。赤い貝殻の個体からか?

Kuroda
黒田徳米(くろだ とくべい Kuroda Tokubei 1886-1987 兵庫県淡路島)。貝類学者。日本貝類学会創設者で、会長にもなった。同郷の平瀬與一郎の平瀬商店に丁稚奉公にあがり、貝類の収集、のちに分類にたずさわる。
岩川友太郎
安政1〜昭和8年 1855-1933、青森県生まれ。モースに師事して近代的な分類学を学ぶ。多くの標準和名をつけるなど貝類の世界での業績が目立つ。『生物学語彙〈ゴキブリは本来、御器かぶり(ごきかぶり)と言ったが本書のルビの振り間違いから「ごきぶり」になる〉』、『日本産蛤類目録』など。
地方名・市場名
アカザラ アカザラガイ
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所北海道、青森県陸奥湾、青森市 
サラガイ[皿貝]
参考『石巻の四季のさかな』(石巻魚市場株式会社) 場所宮城県石巻市石巻魚市場 
アカジャラ[赤皿]
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所青森県野辺町 
ババガイ アカンジャラ イタブ ソデフリ
参考文献より。 

概要

生息域

北海道南部から東北。
潮間帯から水深10メートルの現象域。

生態

産卵期は夏。
岩などに足糸を絡ませて付着している。
アズマニシキの地方形。貝殻は茶褐色か赤いく、放射肋、鱗片がアズマニシキよりも弱い。前耳が長い。

基本情報

アズマニシキの三陸に多い亜種。北海道、岩手県、宮城県などで養殖されているが、量的には少なく消費地での認知度は低い。ただ東京都内の市場では
ホタテガイに負けない味わいで、イタヤガイ科の養殖貝としてもっと人気が出てもおかしくはない。
珍しさ 養殖物なので出荷時期の秋から冬には入手可能。ただし出荷量が少ないのでかなり探す必要がありそう。

水産基本情報

市場での評価 流通する総てが養殖されたもの。宮城県など産地で消費されている。あまり他の地域には出回らない。関東などではホタテガイに比べて安い。
漁法 養殖
主な産地 宮城県、岩手県

選び方・食べ方・その他

選び方

ホタテと同様の食べ方をするので貝柱の太っているものを。また生きのいいものを選ぶ。

味わい

旬は秋から春。
貝殻は硬いが厚みはない。貝柱が大きい。
熱を通すと貝柱以外は強く締まる。
中腸腺について 消化腺ともいう。殻長近くにある。消化器官(胃)と肝臓を合わせたような器官である。
中腸腺について イタヤガイ科の中腸腺では、例えばホタテガイなどのカドミウムの存在が問題になっている。アカザラガイの中腸腺のカドミウム量は不明だが、基本的には取ってから料理している。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

アカザラガイの料理・レシピ・食べ方/生食(貝柱刺身、ひも刺身、ひもセビチェ)、揚げる(天ぷら、フライ)、ソテー(バター焼き)、煮る(煮つけ、アヒージョ)、焼く(焼き貝)
アカザラガイの刺身 基本的に生食になるのは貝柱とひもの(外套膜)の部分。貝柱は柔らかくスジもない。非常に甘味が強く、貝らしい風味が少ない。ひもの部分はもみ洗いしすぎると風味が落ちるものの食感がよくとても味わい深い。ホタテガイよりもうま味の点では上だと思う。

アカザラガイのワイン蒸 ホタテガイ同様に蒸し上げたもいい。日本酒でもワインでも好みのものを使うといい。貝殻を水洗いして、片貝(右殻)を外す。中腸腺(うろ)を取り焼き上げる。酒・醤油で味つけする。
焼きアカザラガイ アカザラガイは片方の殻を取る。以外に中は汚れているのでざっと塩水などで洗う。中腸腺(うろ)は取る。水分をよく切り、酒を振り、上下からの火で短時間煮焼き上げる。仕上げに生じょうゆをかける。焼くことで甘味も貝らしい風味も濃縮。たまらなく美味。
アカザラガイひものセビチェ ひもの部分を集めてすり鉢のなかで洗う。すり鉢の筋にこすりつけるように汚れを落とすといい。これに紫玉ねぎ(玉ねぎでも)と辛みに強い青唐辛子を合わせ塩とライム(レモンでも)でマリネする。爽やかな味わいでテキーラなどスピリッツに合う。
アカザラガイの天ぷら 貝柱の周りの皮膜と筋が集まって硬い部分を取る。これに小麦粉をまぶして、衣をつけて高温で短時間揚げる。表面はかりっと中心部分はまだ生に近いような状態になるとベスト。非常に甘味が強く、イヤミのない味わい。
アカザラガイのバター焼き 貝柱の皮膜や筋繊維が集まった部分などもそのまま使う。大きさを揃えて切り、水分をよくきる。これをニンニク風味のオリーブオイルでソテーし、仕上げにバター風味を加える。アカザラガイの甘味がバターと好相性。こくのある豊かな味わいになる。
アカザラガイのアヒージョ ひも、生殖巣など貝柱以外の部分を集めて置く。耐熱の器、鉄器などにオリーブオイル、にんにく、塩コショウ、オールスパイスなどを加え、集めて置いた部分を入れてよく馴染ませる。ここに辛い青唐辛子、トマトなどを加えて火にかける。アカザラガイもうまいが、そのうまみを含んだオリーブオイルもうまい。パンは絶対必須。白ワインに合う。
アカザラガイの生殖巣の煮つけ 雄雌の生殖巣(わた)を煮つけたもの。生殖巣は取り出して流水などで洗う。水分をよくきり、酒・みりん・醤油・しょうがを合わせた中でさっと煮上げる。火は完全に通すこと。貝らしい甘味があり、こくのある味。ご飯のおかずにもなる。
アカザラガイのみそ汁 剥き身にしたときのヒモ、生殖巣などを集めて置く。流水でざっと洗い流し、水から煮出してみそをとく。量が集まらないとおいしくないが、捨てがたい味である。

好んで食べる地域・名物料理

宮城県、岩手県

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

Azumapecten farreri akazara Kuroda, 1932 とも。アズマニシキ亜属を属に上げたもの。