ホッケ
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ホッケについて
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アイナメ科ホッケ属は世界中にホッケとキタノホッケの2種。小売店では2種ともホッケとされ、区別するときには「真ほっけ」、「縞ほっけ」と呼ばれる。水揚げ量が多いために食用魚として重要である。ホッケは本州の日本海側や太平洋側でも茨城県以北で水揚げがあるが主な産地は北海道に多い。
キタノホッケは三陸などにも少ないながらいるが、ほぼ北海道特産で国内での水揚げはホッケと比べて少ない。
2種とも国内の水揚げではたりないためにロシアやアメリカなどから輸入している。
ホッケと言えば大きな開き干しを思い浮かべる人が多いだろう。開き干しは根強い人気があり、スーパーなどでも定番的なもののひとつだ。関東以西では丸のままの姿を見かけることは希だと思う。
ホッケは主として北海道、東北での呼び名で、これが全国的になったのは1945年の敗戦後から1950年くらいまでの食料統制と食料確保で、なじみのない関東などに大量に貨車で送られたためだ。ホッケにはそんな暗い過去がある。
「ホッケ」と呼ばれる水産物一覧
●印は「ホッケ」ですがそれ以外はホッケの仲間ではありません。
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キタノホッケ ●
スズキ目カジカ亜目アイナメ科ホッケ属
海水魚。 東北地方太平洋側、北海道全沿岸。 朝鮮半島東岸中部〜沿海地方、千島列島、オホーツク海、カムチャツカ半島全沿岸、ベーリング海、アラスカ湾、カリフォルニア南部。ホッケよりも冷水域を好み、東北以北にいるというが北海道以北に多い。国産よりも輸入ものの方が多い。 戦前戦後から高度成長期までのホッケ開きといえば、非常にロ・・・キタノホッケのページへ -
ホッケ ●
スズキ目カジカ亜目アイナメ科ホッケ属
海水魚。水深100m前後の大陸棚。 北海道全沿岸、青森県〜山口県の日本海沿岸、青森県〜熊野灘の太平洋沿岸(東北以北に多い)。 朝鮮半島東岸中部から沿海地方をへてサハリン、オホーツク海南部、千島列島。日本海、北日本、ロシアの沿岸域に生息している。比較的資源量は多く、水揚げ量も多い。 生まれて成長し、水揚げされるようになる・・・ホッケのページへ