ホッケ

一般的に「ホッケ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。
標準和名「ホッケ」のページはコチラになります。

ホッケについて

「ほっけ」の基本は干ものである。干ものの世界では重要な、例えると主役級といえそうなものだろう。国内に干ものの産地は少なくないが、マアジ、サンマ、そしてホッケの開き干しを作らないところはない。

干もの原料の「ほっけ」はホッケとより冷たい海域を好むキタノホッケの2種類。ともに国内産だけではなくロシアなどからの輸入ものも多い。


鮮魚で出回るホッケ

鮮魚として出回るのは産地周辺に限られていた。これは戦前戦後、輸送時の冷蔵技術の完備しないまま、配給などでホッケが関東に送られて来ていた。この鮮度の悪いものが関東などでのホッケの評価を決定していたからだ。

1900年代には珍しかった鮮魚流通が2000年代に入り増えてきている。これは北海道でのホッケの取り扱いが向上したことや、戦前戦後の偏見が解消されたためだろう。

脂がのっていて、上質の白身であることなどから需要は増えそうである。


「ホッケ」と呼ばれる水産物一覧

印は「ホッケ」ですがそれ以外はホッケの仲間ではありません。

  • キタノホッケ

    海水魚。 東北地方太平洋側、北海道全沿岸。 朝鮮半島東岸中部〜沿海地方、千島列島、オホーツク海、カムチャツカ半島全沿岸、ベーリング海、アラスカ湾、カリフォルニア南部。ホッケよりも冷水域を好み北海道以北に多い。国産よりも輸入ものの方が多い。 戦前戦後から高度成長期までのホッケ開きといえば、非常にローカルな商品で、総てが国・・・
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  • ホッケ

    海水魚。水深100m前後の大陸棚。 北海道全沿岸、青森県〜山口県の日本海沿岸、青森県〜熊野灘の太平洋沿岸(東北以北に多い)。 朝鮮半島東岸中部から沿海地方をへてサハリン、オホーツク海南部、千島列島。日本海、北日本、ロシアでまとまってとれる魚。群れを作るので水揚げ量は決して少なくない。戦後食糧難(1945年〜数年間)のと・・・
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